札幌の指揮官として埼スタに凱旋した [写真]=Getty Images
2012年から17年までの約5年半、浦和レッズを指揮したミハイロ・ペトロヴィッチ監督。2018年4月21日、今度は北海道コンサドーレ札幌の指揮官として埼玉スタジアム2002に帰ってきた。
札幌は3戦連発中の都倉賢を中心にゴールを狙うも、最後まで決め手を欠きスコアレスドロー。それでもペトロヴィッチ監督の真骨頂である攻撃的なサッカーで真っ向から浦和に勝負を挑んだ姿勢を称え、札幌サポーターからは惜しみのない拍手が送られた。
試合後の記者会見でペトロヴィッチ監督は「どちらも負けたくないという強い思いを持って臨んだ試合でした。どちらもよく走り、よく戦いました。最終的に引き分けという結果は妥当だったと思います」と総括した。
試合前には一瞬、浦和のベンチに向かう“ボケ”も見せたペトロヴィッチ監督。古巣との対戦を終えての感想についてはこう語っている。
「私がもう少し若ければエモーショナルな気持ちになったかもしれません。もう60歳ですので、いろいろな経験をしてきました。特に特別な感情はなかったです。もちろん、かつて指導した選手、お世話になったクラブの方々やメディアの皆さんとお会いできることは非常にうれしいことです。ただ試合に関しては全力で勝利を目指しました」
会見の最後には「私が監督の時は連敗するとバスが囲まれてしまうこともありました。私がいなくなってからそういったことはないようなので、浦和にとってはポジティブなことですね(笑)」とジョークも飛び出した。
By サッカーキング編集部
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