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【G大阪vsC大阪プレビュー】今季初の『大阪ダービー』を制するのは…G大阪はダービーを復調のきっかけとしたい

2018.04.20

G大阪は18位、C大阪は3位でダービーを迎える [写真]=Getty Images/J.LEAGUE

ガンバ大阪 ルヴァン杯ではMF高江ら若手が躍動

【プラス材料】
 直近のルヴァン杯浦和戦では、今季初めてターンオーバーを取り入れた。レヴィー・クルピ監督が「目を引いた選手」と名指ししたMF高江麗央をはじめ、若手が勢いを示した点は好材料。ターンオーバーにより、今節の先発に予想した選手のほとんどが1週間ぶりの公式戦ということになるため、万全のコンディションで『大阪ダービー』に臨むことができそうだ。

 また、浦和戦で45分間プレーしたMF藤本淳吾は、今節も良いパフォーマンスを期待できそう。怪我から復帰後、戦列に復帰したばかりの頃は当然ながら難しい部分もあり、本来のプレーにもブレーキが掛かっているように見受けられたが、最近は徐々に『らしい』シーンも増えてきた。局面を打開するパスセンスを存分に発揮し、攻撃を加速させるプレーが望めるだろう。


【マイナス材料】
 ここまでのリーグ戦で1得点、ルヴァン杯で6得点を挙げてきたFW長沢駿が、前々節の磐田戦で負傷。17日に左ハムストリングの肉離れと発表された。これを受け、5月末まで続く連戦は、長沢不在で戦わなければいけなくなった。これまで1トップで攻守に献身的、かつ効果的な働きを示してきた彼の離脱は痛い。直近の浦和戦で、公式戦では中学生以来となる1トップを任されたFW中村敬斗や、リーグ前節の長崎戦で1トップを預かったFWファン・ウィジョらの奮起がなければ、ゴールの可能性は小さくなってしまうだろう。

 守備も相変わらず不安定だ。完封勝利を果たした磐田戦から一転、長崎戦では3失点を喫したように、まだまだ確固たる軸が備わっていない。長崎戦後に行った守備陣でのミーティングがいかに反映されるのか注目したいところだが、一朝一夕で解決できるような問題でもなさそうだ。

文:totoONE編集部

セレッソ大阪 リーグ戦4連勝という好結果がチームを後押し

【プラス材料】
 第5節の湘南戦(2-1)からリーグ戦4連勝中と、チームは上昇気流に乗っている。この間、7得点・3失点と攻守ともに安定感がある点は評価すべきポイントだ。

 17日に行われたACL広州恒大戦では、FW杉本健勇やFW柿谷曜一朗、MF山口蛍ら主力を温存。激戦必至の『大阪ダービー』に向けて、キープレイヤーたちに休息を与えられた点は大きい。

 今回のダービーは“クルピ・ダービー”と言い表すこともできる。過去にC大阪を率いた指揮官は、現在はライバルチームの長。彼がどのような戦術を繰り出してくるかについては十分に把握しており、攻略法は熟知している。しっかりと対策を練って、今節に臨むことができるだろう。

【マイナス材料】
 主力に休息を与えられたという点では意味のあった広州恒大戦だが、3失点を喫して敗れたのはいただけない。この敗戦によりグループステージ敗退が決まり、チーム全体の勢いという意味ではややマイナス材料といったところだろう。

 広州恒大戦を欠場した杉本だが、公式戦4試合連続でゴールから見放されている。昨季もリーグ戦でのダービー(2試合で3得点)がゴール量産のきっかけになっただけに再現を狙いたいところだが、「ゴールを取りたい」という気持ちが強すぎて空回りしてしまう可能性もある。

 G大阪との過去アウェイ対戦成績は4勝2分14敗と圧倒的に分が悪い。G大阪のスタジアムが万博記念競技場だった時代も含む数字なので一概に「不利」とは言えないが……。

文:totoONE編集部

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