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浦和がオリヴェイラ監督の就任発表、柏戦から指揮…鹿島でリーグ3連覇の名将

2018.04.19

昨年はA・ミネイロで指揮を執ったオリヴェイラ監督 [写真]=Getty Images

 浦和レッズは19日、オズワルド・オリヴェイラ氏が新監督に就任すると発表した。

 浦和は今月2日、堀孝史前監督と天野賢一ヘッドコーチとの契約を同日付で解除したと発表。以後は大槻毅育成ダイレクターが暫定的にトップチームの指揮を執っていた。監督交代前は公式戦7試合で1勝2分け4敗と苦しんでいたが、大槻監督は初戦を引き分けた後、現在は公式戦4連勝とチーム再建に成功している。


 そして今回、オリヴェイラ監督の就任が決定。21日の明治安田生命J1リーグ第9節北海道コンサドーレ札幌戦までは現体制で臨み、25日に行われるJ1第10節の柏レイソル戦からオリヴェイラ監督が指揮を執ると発表されている。

 就任にあたり、オリヴェイラ監督は以下のようにコメントしている。

「浦和のファン・サポーターのみなさん、力強い応援に後押しされるこの素晴らしいチームの指揮をとる機会をいただき光栄に思います。高いモチベーションをもって結果をもとめ、みなさんと共に戦いたいと思います。私たちの努力とみなさんの応援の融合があることを信じています。がんばりましょう!」

 そしてオリヴェイラ氏の招へいにあたり、中村修三GMは以下のようにコメントしている。

「オリヴェイラ監督に就任いただくことになりました。私がGMに就任後直ちに着手して選定を進めてまいりましたが、監督選定の基準は3点ありました。1点目は、タイトル獲得経験があること、2点目は、日本をよく知っていること、そして3点目は、これまで目指してきた強くて魅力あるチーム作りを行える人材であることです。さらにオリヴェイラ監督は情熱と厳しい規律を持って指導してくださる方ですから、大槻監督が立て直してくれたチームを、今後、さらに改善してくださる人物だと考えています」

 オリヴェイラ監督は1950年生まれの67歳。選手経験はないが、1999年から指導したコリンチャンスで2000年にFIFAクラブ世界選手権を制覇した。以降は数々の国内クラブで監督を歴任。2004年に再びコリンチャンスの指揮官に就任し、2005年にはカタールでも指揮を執った。そして2007年に鹿島アントラーズの監督に就任すると、1年目にJ1リーグと天皇杯の二冠制覇を達成。翌2008年、2009年にもJ1を制覇し、史上初の3連覇を果たした。2010年には天皇杯、2011年にはヤマザキナビスコカップを制し、在籍5年で国内三大タイトルを6つ獲得した。

 鹿島での指揮を終えたオリヴェイラ監督は2012年にボタフォゴの指揮官に就任。以後はサントス、パルメイラス、フラメンゴ、スポルチ・レシフェ、コリンチャンスとブラジル国内クラブの指揮官を歴任した。昨年1月からはカタールのアル・アラビで指揮を執り、同年9月にはアトレチコ・ミネイロの指揮官に就任していた。

 浦和はオリヴェイラ監督の初陣となる25日の柏戦を終えると、28日に第11節の湘南ベルマーレ戦、5月2日に第12節の川崎フロンターレ戦に臨む。そして5月5日には指揮官の古巣である鹿島アントラーズとのアウェイゲームを控えている。

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