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J1開幕5試合未勝利の浦和、堀孝史監督を解任…大槻毅氏が暫定指揮へ

2018.04.02

昨年7月から浦和の指揮を執っていた堀孝史監督 [写真]=Getty Images

 浦和レッズは4月2日、堀孝史監督と天野賢一ヘッドコーチとの契約を同日付で解除したと発表した。今後は大槻毅育成ダイレクターが暫定的にトップチームの指揮を執り、上野優作ユースコーチがトップチームコーチに就任すると発表されている。

 堀監督は1967年生まれの50歳。選手時代は1992年から1998年まで浦和でプレーし、2001年に湘南ベルマーレで現役を引退した。以後は指導者に転身。湘南の育成年代やトップチームでコーチを務めた後、2005年から浦和に復帰した。コーチやユース監督を務め、2011年10月から同シーズン中はトップチームの監督も担当。2012年からは再びトップチームのコーチを務めた。


 そして昨年7月末、解任されたミハイロ・ペトロヴィッチ前監督(現・北海道コンサドーレ札幌)の後任としてコーチから指揮官に昇格。国内タイトルには手が届かなかったものの、クラブ史上2度目となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に導いた。だが今季は、明治安田生命J1リーグ開幕5試合を終えて2分け3敗と勝ちなし。4月1日の第5節ジュビロ磐田戦では1-2と逆転負けを喫し、J2降格圏内の17位に沈んでいる。

 堀監督は契約解除にあたり、以下のようにコメントしている。

「こういう状況にしてしまったということを本当に申し訳なく思っています。新しい体制になって、自分たちのいるべきところに戻り、クラブが前に進んでいけるようになってほしいと願っています。トップチームに関わってから約7年間、ファン・サポーターのみなさんをはじめ、選手やクラブスタッフのみなさんに支えていただきながら、一緒に戦ってきたので、感謝しかありません」

「僕自身は選手としても在籍していましたし、育成のコーチングスタッフとしても関わらせていただいたので、本当にありがたかったと考えています。本当によい選手たちがいるので、もう一度、新しい監督のもとで、それぞれの力を出してもらって、目標にしっかり進んでいってほしいと思います。ありがとうございました」

 トップチームの指揮官として暫定的に指揮を執る大槻氏は1972年生まれの45歳。水戸ホーリーホックや大宮アルディージャのコーチを務めた後、2004年に浦和へ加入。強化本部スタッフやコーチを務めた。2011年にベガルタ仙台のヘッドコーチに就任し、翌2012年に浦和へ復帰。強化部スタッフを経て、2013年からは育成ダイレクター兼ユース監督を務め、Jユースカップ優勝やプレミアリーグ昇格などを果たしている。

 浦和は次戦、4月4日にJリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節でサンフレッチェ広島と敵地で対戦。J1の次節は7日、ベガルタ仙台をホームに迎える。

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