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【J2序盤戦】堅守の岡山が首位、無敗の町田と破壊力抜群の山口が追走…“降格組”は苦戦

2018.03.25

第5節までを消化した2018明治安田生命J2リーグ [写真]=J.LEAGUE

 早くも5試合を消化した今季の明治安田生命J2リーグ。現在はインターナショナルマッチウィークにより各国リーグ戦が中断中だが、J2はその間も開催され、25日には第6節が予定されている。そこで、ここまでの戦いを振り返ってみよう。

 5節終了時点で首位に立つのはファジアーノ岡山。開幕から3試合連続完封勝利と文句なしのスタートダッシュを決め、第4節では松本山雅FCと1-1で引き分けたものの、第5節では京都サンガF.C.に1-0と勝利を収めた。ここまでの5試合で喫した失点はわずかに「1」と、堅守が好調の要因となっている。また、ミッドウィークに行われた第5節の京都戦では前の試合から先発5名を入れ替えながら勝利を収めており、チーム全体が“ノッている”印象だ。第6節は12位ヴァンフォーレ甲府をホームに迎える。


ファジアーノ岡山

5試合を終えて首位に立つファジアーノ岡山 [写真]=J.LEAGUE

 2位につけるのはFC町田ゼルビア。京都との開幕戦を2-0で制すと、第2節では昇格候補の大宮アルディージャと打ち合いを演じ、3-2で競り勝った。ここまでは3勝2分けと無敗を維持。プレーオフ出場の6位以内を目指す上で、好スタートを切ったといえる。

FC町田ゼルビア

無敗をキープしているFC町田ゼルビア [写真]=J.LEAGUE

 その下には水戸ホーリーホック、レノファ山口FC、横浜FCが勝ち点「10」で並ぶ。中でも注目は、リーグ最多12得点を誇る山口だ。霜田正浩新監督のもと、攻撃的サッカーをコンセプトに掲げる山口は、ロアッソ熊本との開幕戦でいきなり4ゴールと爆発。第3節でも栃木SCを5-2で下し、その攻撃力を見せつけた。とりわけ新加入のFWオナイウ阿道は5戦4発の活躍で得点ランク首位タイにつけており、今後も目が離せない。第6節では、ホームで松本山雅FCと対戦する。

レノファ山口FC

破壊力抜群の攻撃力を誇るレノファ山口FC [写真]=J.LEAGUE

 一方、苦戦を強いられているのが“降格組”の3チームだ。

 昨季終盤に就任した石井正忠監督のもと1年でのJ1復帰を目指す大宮は、開幕白星スタートを切ったものの、第2節で町田、第3節で徳島ヴォルティスに屈し、痛恨の連敗。ツエーゲン金沢との第4節では終盤のゴールでなんとか勝ち点1を拾ったが、第5節では熊本に逆転負けを喫した。第6節では強敵アビスパ福岡をホームに迎えるが、ここで復調のきっかけをつかみたいところだ。

 15年ぶりにJ2の舞台を戦うアルビレックス新潟は、開幕戦で勝利を収めたものの、その後は2試合連続ドローと足踏みが続いた。第4節で横浜FCに3-0と快勝したことで復調したかに思えたが、第5節では愛媛FCに今季初白星を献上。ホームゲーム3戦未勝利となり、サポーターからはブーイングが飛んだ。第6節は徳島ヴォルティスを迎える。

 甲府は開幕戦で大宮に敗れて黒星スタートを強いられると、第2節は東京ヴェルディ、第3節は町田とそれぞれスコアレスドローに終わる。第4節で福岡を下して今季初勝利を挙げたが、第5節では徳島に完封負け。得点力不足に悩まされており、5試合3ゴールはリーグワーストタイだ。ただ、失点数3はリーグ2位タイの少なさであり、点が取れるようになれば自ずと順位は上がってくるだろう。次節、堅守を誇る首位・岡山を相手に、浮上のきっかけとなるゴールを狙う。

 そのほか、昨季は終盤戦の快進撃で昇格プレーオフに出場したジェフユナイテッド千葉が、開幕4戦白星なしと苦しい船出に。ただ、システムを変えて臨んだ第6節では6-1の大勝を飾っており、今後の戦いに注目が集まる。また、昇格候補の一角である松本が5試合白星なしと大苦戦。第6節では好調・山口とのアウェイゲームを控えている。

■J2第6節対戦カード(25日)
水戸ホーリーホック vs 横浜FC
栃木SC vs ロアッソ熊本
ジェフユナイテッド千葉 vs 京都サンガF.C.
東京ヴェルディ vs モンテディオ山形
アルビレックス新潟 vs 徳島ヴォルティス
ツエーゲン金沢 vs FC町田ゼルビア
ファジアーノ岡山 vs ヴァンフォーレ甲府
カマタマーレ讃岐 vs 大分トリニータ
レノファ山口FC vs 松本山雅FC
大宮アルディージャ vs アビスパ福岡
愛媛FC vs FC岐阜

■J2順位表
1位 岡山(勝ち点13/得失点差+6)
2位 町田(勝ち点11/得失点差+4)
3位 水戸(勝ち点10/得失点差+5)
4位 山口(勝ち点10/得失点差+4)
5位 横浜FC(勝ち点10/得失点差+2)
6位 徳島(勝ち点9/得失点差+3)
7位 東京V(勝ち点9/得失点差+2)
8位 熊本(勝ち点9/得失点差-1)
9位 大分(勝ち点8/得失点差+3)
10位 新潟(勝ち点8/得失点差+3)
11位 福岡(勝ち点8/得失点差+1)
12位 甲府(勝ち点5/得失点差0)
13位 金沢(勝ち点5/得失点差-1)
14位 京都(勝ち点5/得失点差-2)
15位 山形(勝ち点5/得失点差-3)
16位 千葉(勝ち点4/得失点差0)
17位 大宮(勝ち点4/得失点差-2)
18位 岐阜(勝ち点4/得失点差-3)
19位 栃木(勝ち点4/得失点差ー7)
20位 松本(勝ち点3/得失点差-2)
21位 愛媛(勝ち点3/得失点差-5)
22位 讃岐(勝ち点3/得失点差-7)

By サッカーキング編集部

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