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横浜FMの“ラストピース”が合流…オリヴィエ・ブマル「インパクトを残したい」

2018.03.09

横浜FMのユニフォームを手にするブマル

 新しい戦術で2018シーズンの話題をさらっている横浜F・マリノスに、新戦術を完成形に近づける期待の新外国籍選手が9日、チームに合流した。

 5日前に加入合意のリリースが発表され、昨日、初来日したばかり。この日、チームに合流したカメルーン代表のオリヴィエ・ブマルは、「素晴らしい人たちだなという印象です。家族の一員としてすぐに暖かく迎え入れてくれたし、練習でもみんなが声を掛けてくれた」とファーストインプレッションも上々。サガン鳥栖戦を明日に控え戦術練習を行うチームメートを横目に、軽いランニングなどで汗を流した。


合流初日は軽めのランニングで汗を流した

 今季、アンジェ・ポステコグルー監督が志向するアタッキングサッカーを実現する上で重要なのが、スピードのあるウイングの存在だ。自身の強みを「スピード」と明言し、「自分が動くことによってチームメートを生かすプレー」が得意だと語るブマルは、これに当てはまる。加入前には監督から直接連絡をもらい、「本当に素晴らしいチームで、本当に君を必要としている。君が来ることによってチームの成功に近づける」とラブコールを送られたことを明かした。

 かつてJリーグで活躍した母国の英雄と言えば「レジェンドですし、素晴らしい選手」と語るパトリック・エムボマだが、憧れのプレーヤーはバルセロナやブラジル代表で活躍したロナウジーニョだという。その愛らしい笑顔と卓越したテクニックで世界中の人を魅了したロナウジーニョのように、「ゴールを決め、アシストをたくさんする。自分のことを知らない人が多いと思うので、しっかりとインパクトを残したい」と終始にこやかな表情で決意を語った。

報道陣の囲み取材を受けるブマル

 試合出場の時期について指揮官は、「練習を見て、コンディションを見ないと分からない」とした上で、「現実的には国際Aマッチデー後からかなと思うが、コンディションが良ければ考え直すこともある」と明言を避けた。

 ようやく最後のピースが整った。新しい戦術が浸透した時、ピッチ上でどんなサッカーを見せてくれるのか。ここからが新生F・マリノスにとっての新たな船出となる。

By サッカーキング編集部

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