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豪快ヘッド弾の川崎DFエドゥアルド、ゴールパフォは亡き友への想い

2018.02.25

ベンチに準備していたTシャツを堂々と掲げた [写真]=J.LEAGUE

 DFエドゥアルドがゴールを亡き友へ捧げた。川崎フロンターレは、25日に2018明治安田生命J1リーグの開幕戦でジュビロ磐田と対戦。エドゥアルドは45分、MF中村憲剛のFKに頭で合わせて、チーム3点目を奪った。

 エドゥアルドはゴールネットを揺らしたことを確認するとベンチに向かって猛ダッシュ。用意していた顔写真付きのTシャツを手にすると中継カメラに映し出した。


 試合後にパフォーマンスについて質問を受けたエドゥアルドは、昨年12月9日に故郷ブラジルの友人が亡くなったことを明かした。

「昨年のオフに突然亡くなってしまった。残念ながら僕は見送ることができなかったので、ゴールしたタイミングで彼への想いを捧げたいと思っていた。彼は小さい時からずっと一緒に成長してきた友人です。僕は(亡くなる前日の)8日にブラジルに帰国したけれど、違う街にいて、会うことができなかった」

 今季、公式戦初出場のエドゥアルドは守備でも結果を残した。DF谷口彰悟とセンターバックでコンビを組み、磐田の攻撃を跳ね返す。富士ゼロックススーパーカップから公式戦3試合で続いていた失点をゼロに抑え、勝ち点3をもぎ取った。「今日はこのようにゴールができて、チームも勝利ができて、本当にいい日になった」。エドゥアルドは穏やかな表情で語り、試合会場を後にした。

By 高尾太恵子

サッカーキング編集部

元サッカーキング編集部。FIFAワールドカップロシア2018を現地取材。九州出身。

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