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昇格組同士の開幕戦、注目の試合は湘南に軍配!途中出場の石川俊輝が決勝弾

2018.02.24

先制点を決めたイ・ジョンヒョプ [写真]=J.LEAGUE

 明治安田生命J1リーグ第1節が24日に行われ、湘南ベルマーレV・ファーレン長崎が対戦した。

 昨シーズンのJ2で1位と2位となったクラブ同士が、J1の舞台でいきなり相まみえることになった一戦。昨年J2を制した湘南は、新戦力の大野和成、松田天馬、アレン・ステバノヴィッチ、イ・ジョンヒョプといった面々がスタメンに名を連ねている。


 対する長崎は昇格を勝ち取った昨季のメンバーがスタメンの大部分を占めたが、J1での経験も豊富な徳永悠平と、かつてオーストラリア代表の10番を背負ったベン・ハロランという期待の新戦力2名をピッチに送り込んだ。

 試合が動いたのは8分。右サイドをドリブルで駆け上がった松田がグラウンダーのクロスを送り、そのボールにペナルティエリア内に走り込んだイ・ジョンヒョプが左足で合わせると、シュートはディフェンスに当たった後にゴールに突き刺さった。新戦力同士のホットラインによって期待のストライカーに待望の移籍後初ゴールが生まれるという、幸先の良い形で湘南が先制点を挙げた。

 長崎も16分、左サイドで得たFKから前田悠佑がクロスを上げると、このボールに合わせた髙杉亮太が力強いヘディングを放つ。このシュートは湘南のGK秋元陽太の好セーブによってゴールラインを割らなかったが、そのこぼれ球に田上大地が反応してダイビングヘッドを放つ。ゴールネットを揺らした一撃は試合を振り出しに戻しただけでなく、長崎にとって記念すべきJ1でのクラブ史上初ゴールにもなった。

 その後は膠着状態が続いたが、試合が終盤を迎えた80分に再び試合が動く。絶好の位置で得たFKから秋野央樹が直接ゴールを狙い、シュートが枠を捉える。このボールはDFとGKによってかき出されたが、途中出場の石川俊輝がこぼれ球にいち早く反応してゴールに押し込み、ホームの湘南が貴重な勝ち越し点を奪った。

 得点が必要になった長崎は残り時間で猛攻を仕掛けたが、同点ゴールを奪うことはできず。昨シーズンのJ2を首位で終えた湘南が、同2位だった長崎を下してJ1復帰戦を白星で飾った。長崎は組織されたセットプレーを武器に湘南ゴールへ迫り、相手に狙い通りのプレーをさせない時間帯も長く作ったが、試合終盤に改めて発揮された湘南の豊富な運動量の前に屈する形となった。

 次節、湘南は3月2日にアウェイで川崎フロンターレと、長崎は3月3日にホームでサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
湘南ベルマーレ 2-1  V・ファーレン長崎

【得点者】
1-0 8分 イ・ジョンヒョプ(湘南ベルマーレ
1-1 16分 田上大地(V・ファーレン長崎
2-1 80分 石川俊輝(湘南ベルマーレ

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