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【FC東京vs浦和プレビュー】FC東京は久保建英がトップ下を務める形も…浦和はFC東京戦は8連勝中と好相性

2018.02.23

今季から浦和のキャプテンを務めるMF柏木陽介は「チームとして良くなってきているという実感がある」とコメント [写真]=J.LEAGUE

FC東京 「個の力の強い浦和に対して我慢強く戦えるかがカギ」

【プラス材料】
 長谷川健太監督を新指揮官に迎え、切り替えの早さや球際の強さを活かしつつ、得点力を高め、巻き返しを図るシーズンがスタートした。

 勝負に徹する姿勢は早くもチームに浸透。キャンプでの長崎、神戸、名古屋との練習試合、インドネシア遠征時、1月27日のバヤンカラFC戦、17日の横浜FMとのプレシーズンマッチと、主力組で臨んだゲームは4勝1分と負けなし。その中でもFW前田遼一が4得点をマーク。新加入FWのD・オリヴェイラとのコンビネーションも良く、好調だ。


 今節は“苦手”と言われる浦和戦だが、「個の力の強い浦和に対して我慢強く戦えるかがカギ。一つ勝つことによって流れは大きく変わる」と長谷川監督。選手たちも「ホームで気持ちのこもった戦いをして、これまでとは変わった姿を見せたい」と意気込みは強い。

【マイナス材料】
 横浜FMとのプレシーズンマッチは1-0で勝利したが、相手のハイプレスに苦しむと同時に、プレスをかわされる場面が目立った。

 長谷川監督は「横浜FMはアンカーを配するシステム。そのミスマッチを相手にうまく使われた」と省み、それ以降のトレーニングでは、中盤をダイヤモンド型とし、MF髙萩洋次郎やMF久保建英がトップ下を務める形で修正を施す時間帯も。今節対戦する浦和も、横浜FMとほぼ同様のシステムを採るが、ただし準備時間は短く、フレキシブルな対応という点では課題が残る。

 また、MF橋本拳人がへんとう腺炎でコンディションを落とし、このプレシーズンマッチは欠場。開幕戦の出場も流動的だ。ボランチからの鋭い飛び出しで決定機に絡む橋本の不在は、攻撃力アップをめざすチームにとってマイナス材料だ。

文:totoONE編集部

■浦和レッズ 戦力のスタメン起用はMFマルティノスのみの見込み

【プラス材料】
 FC東京とは2014年5月以来、公式戦を9勝1分で8連勝中と絶大な相性の良さを誇る。互いに手探りとなる開幕節で、精神的な優位に立てることは好材料だ。

 昨季後半から指揮を執る堀孝史監督は、2回にわたる沖縄キャンプで自身のめざすサッカーにおける戦術浸透度を高める時間を取れた。新キャプテンのMF柏木陽介も「チームとして良くなってきているという実感がある」と手応えを語った。

 中心選手に負傷選手はなく、始動後に離脱していたMF青木拓矢が開幕を前に復帰できたこともプラス。ルーキーを含め7選手が加入したものの、新戦力のスタメン起用はMFマルティノスのみになる見込みで、新監督の下で迎えるFC東京と比較した時には完成度の高さが武器になりそうだ。

【マイナス材料】
 相手と同条件ではあるものの、公式戦から約2カ月離れていることから試合勘への不安は拭えない。

 横浜FMと味の素スタジアムでプレシーズンマッチを行ったFC東京と違い、観客のいる状況でのゲームが久々だけに、急に上がるテンションをコントロールできるかはカギだ。

 また、昨季終盤戦を見れば、ボール支配率が高い試合ほど攻めあぐねてカウンターで失点するというパターンで敗戦を重ねてきた。FC東京の長谷川健太新監督は、まさにそのカウンターを武器とするスタイルでG大阪の監督時代に何度も浦和の目前でタイトルを獲得してきた勝負師であり、チームの対戦成績と裏腹に相性が非常に悪い。

文:totoONE編集部


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