2018.02.01

なぜ浦和レッズはロゴを変えたのか?

「進化は止まらない。」というコンセプトを具現化した浦和レッズ新ロゴ
サッカー総合情報サイト

“Red Diamonds”から“URAWA REDS”へ。

 浦和レッズは1日、新しいクラブロゴを発表した。

 なぜ浦和レッズはクラブロゴを変えたのか? 2年前、クラブ設立25周年の節目を前に、クラブスタッフが集まり、意見を交わす機会があった。

「浦和レッズが大切にしていくべき価値観とは?」

「どのような行動規範に基づくべきなのか?」

 何度も協議を重ねていく中で、Jリーグに登録されている従来のクラブロゴに目が留まった。25周年の節目に、新たな価値観や行動規範を具現化したものへと刷新してもいいのではないか、という意見が上がったのだ。

 これまで浦和レッズは、1992年のクラブ設立以来、Jリーグに登録するクラブロゴのデザインを変えていなかった。また、“Red Diamonds”の文字をデザインしたロゴも1種類ではなく、“URAWA REDS”の文字で作られたロゴも複数存在し、グッズやポスターなどで使用されている。

Jリーグに登録されている従来のクラブロゴ

 浦和レッズの淵田敬三代表は、クラブロゴ刷新の背景をこう明かす。

「クラブ設立25周年にあたり、まずはクラブとしてのアイデンティティーを考えました。企業理念や社是、行動指針、そしてロゴのようなデザインやネーミングなどをもう一度見直すことにしました」

 新しいクラブロゴのデザインを手掛けたのは、1959年創業の広告・デザイン制作会社、日本デザインセンターだ。過去に、1964年東京オリンピック第1号ポスター・ロゴマーク、三菱UFJグループCIデザイン、NHKロゴマークなどを制作した実績がある。担当したデザイナーは昨年11月25日、5万人を超えるサポーターで埋め尽くされた埼玉スタジアムに足を運んだ。非日常的な光景に目を奪われ、決戦に挑む選手やサポーターの熱量を肌で感じ、心を揺さぶられた。

クラブロゴの文字に配された三角形は、スタジアムでたなびくフラッグも表現 [写真]=兼子愼一郎

 新しいクラブロゴのすべてのアルファベットに配された三角形は、人、街、サッカーを表す。ファン・サポーターやホームタウンに暮らす人々、選手やスタッフを含む浦和レッズに関わるすべての人。ホームタウンのさいたま市、浦和レッズを支える埼玉県全域の街。そして、いつの時代も人々を魅了し続けるサッカー。

 たとえ逆風が吹いても前を向き、歩み続けるひたむきな精神が、クラブロゴに込められている。新たな象徴を掲げ、人、街、サッカーと共に、浦和レッズは未来へ加速する。

文=大西 徹
写真=兼子愼一郎

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