リーズへの移籍が決まった井手口
ガンバ大阪からイングランド2部のリーズへ移籍するMF井手口陽介が、初挑戦となる海外移籍の意気込みを語った。
公式会見で井手口は「僕自身、9年間このチームでお世話になりました」と、まず初めにクラブへの感謝の言葉を発した。「G大阪にいなかったら今の僕は存在しないと思うので、すごく感謝しています。このチームでタイトルを取れる選手になりたかったのですが、もっと上を目指したいと思い移籍することに決めました」
「移籍は決まりましたが、何もわからない状態で行くので、今は楽しみな気持ちでいっぱいです。球際の強さが自分の長所だと思うので、そこの部分を海外でも発揮したいです。みなさんに良いニュースを届けられるように頑張ります」
海外に移籍したいと思ったきっかけを「日本代表として戦った(11月の)ベルギーとブラジル戦」だと語った井手口は、「世界トップの選手と戦って、レベルの差を見せつけられた」と述べ、ギャップを縮めるために少しでも早く海外に出たかったという。
海外で成功するために必要なことを聞かれると以下のように応えた。「プレーはもちろんですけど、コミュニケーションの部分も大事だと思います。言葉はわからないですけど、“ノリ”で頑張っていきたいです」
会見後の囲み取材では現地の生活について質問が飛んだ。「ミーティングとか監督の話でわからないところだけ通訳が必要だと思います。言葉の準備も特にしていないです。それよりは、結果で周りの態度が変わると聞いたので、そこをしっかり追い求めて行きたい」
「ガンバに残る」選択肢もあったと語る井手口は、「タイトルを獲れなかったことが心残り」と明言しつつ、それでも様々な外国の選手と練習することを望んだ。「切り替えの速さとか、縦に行く時の速さの部分で違いを感じました。それを自分のスタンダードにしたいです」
最後にガンバ大阪のサポータに向けてメッセージを残した。「昨年は不甲斐ない結果に終わってしまって申し訳なかったです。今年こそはタイトル獲りたいと思いましたが、移籍を決めました。帰ってくるときは必ずガンバ大阪だと思うので、その時に成長した姿を見せられるよう頑張ります」
By サッカーキング編集部
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