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完全復活で“幸せ”感じる清武、ACL出場&2冠達成へ「ここから巻き返したい」

2017.11.18

同点弾を決めた清武弘嗣 [写真]=JL/Getty Images for DAZN

 本人は「いつもと変わらずに入った」と語ったが、チーム全体としてどことなく疲れが見え隠れした序盤だった。それでも、清武弘嗣自身は「中断明けだったので、落とせないな」と思って試合に入ったと明かした。

 13分にダビド・バブンスキーにミドルシュートを決められると、セレッソ大阪はギアを上げる。サイドから中へと細かいパスをつなぎながら、横浜F・マリノスの分厚い守備をこじ開けようとする。そして後半になると、前半に仕掛けた歪みからゴールラッシュが生まれた。


 そのスタートを切ったのが、清武だった。「いつもだったら、もしかしたらパスを出していた可能性はありましたけど」と前置きした上で、「ちょっと打ってみたら入った」と、丸橋祐介からのボールを左足で振り抜いた。

 これで勢い付いたC大阪は、その4分後にも清武が見せた。「(柿谷)曜一朗からボールが来て、イメージはあれしかなかったんですけど、あれが曜一朗に通ればいいなと思って出した」ボールは、柿谷ではなく、清武とは逆方向のゴールに向かって走ってきた水沼へ。「宏太を狙ったわけではなかった」と語ったが、水沼が左足で豪快なゴールを決めて逆転に成功した。

 1ゴール1アシストの大活躍。「ケガが多かったので、終盤に自分のケガが治って、こうやってサッカーができていることが幸せ。今までチームやファン・サポーターにすごく迷惑を掛けてきたので、ここから巻き返したい」。来季のACL出場権獲得と、天皇杯制覇に向けて、まだまだ清武が魅了する。

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