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【大宮vs柏プレビュー】大宮は通算対戦成績で8勝8分7敗と勝ち越し…前回対戦は柏が4-2の快勝

2017.10.20

大宮は清水戦と横浜FM戦と2試合連続でドロー。菊地光将を中心とするディフェンス陣の奮闘が目を引く [写真]=J.LEAGUE

大宮アルディージャ 雨の日の対戦成績も2勝3分1敗と勝ち越し

【プラス材料】
 通算対戦成績は8勝8分7敗。ホームゲームでの対戦戦績は3勝4分5敗だが、デーゲームの敗戦は柏がJ1優勝を遂げた2011年4月23日の1試合のみ。また、雨の日に限った対戦成績はホームとアウェイを合わせて2勝3分1敗と勝ち越している。

 柏は、下位に低迷する甲府と札幌を相手に2試合連続で完封負けを喫している。甲府戦は15対12、札幌戦は11対5と、共にシュート数で相手を上回りながらも無得点だった。一方、大宮は苦しみながらも2試合連続ドローで勝ち点2を獲得している。とりわけリーグ前節の横浜FM戦は終盤に押し込まれ、最終的に22本のシュートを打ち込まれたが踏ん張った。菊地光将と河本裕之を中心にスコアレスの状態を保てれば、金星の可能性が膨らむ。


 柏は2-4で敗れた前回対戦で1得点を挙げたクリスティアーノが出場停止。怖さが1つ減った。

【マイナス材料】
 和田拓也、大屋翼に続き、リーグ前節の横浜FM戦で左サイドバックを務めた渡部大輔も右ひざじん帯損傷で戦線離脱した。

 大屋はすでにチーム練習に合流しているものの万全ではないため、左サイドバックの1番手から3番手までを欠いた状態で戦わざるを得ない。練習では高山和真と河面旺成が同ポジションに入ったが、リーグ屈指のスピードとキレを誇る伊東純也のドリブルに対して劣勢が予想される。 

 横浜FM戦でレッドカードを出されたマルセロ・トスカーノが出場停止。献身的なチャンスメイクや積極的なプレスバックでチームを盛り立てていただけに、戦力ダウンは否めない。

チーム得点王の江坂任にリーグ戦は7試合ゴールがない。横浜FM戦でも決定機を外し、勝ち点3を引き寄せることができなかった。

文:totoONE編集部

柏レイソル 負傷離脱していた細貝萌とユン・ソギョンが完全合流

【プラス材料】
 今週のトレーニングでは、けがで戦列を離れていた細貝萌とユン・ソギョンが完全合流を果たし、ようやく陣容が整った。
 
 さらに、15日に行われた横浜FCとの練習試合では、中川寛斗、栗澤僚一、大津祐樹、小林祐介、輪湖直樹といったこれまで出場機会の限られていた選手たちが好パフォーマンスを見せ、内容の伴った形で2-0で勝利を収めた。これは連敗が続くチームにとって数少ない好材料である。輪湖は「みんなにアピールしようという思いがあった」と話しており、モチベーションの高い彼らがレギュラーメンバーからポジションを奪ってもおかしくはない状況になっている。

 前半戦の大宮戦では前線からのプレスが機能し、4-2の快勝を収めた。あの試合の良いイメージを取り戻すことが、連敗ストップにつながる。

【マイナス材料】
 甲府、札幌と残留争いの渦中にあるチームに連敗したショックは大きい。特に札幌戦では、相手の高さを警戒しすぎるあまり、柏らしいサッカーを見失った感があった。

 攻撃ではパスをつなぐポゼッション、守備では奪われた瞬間の素早い切り替えとハイプレス。8連勝を記録した前半戦に見せた本来のスタイルを取り戻せるかがポイントになりそうだ。

 また、今節はクリスティアーノが出場停止となる。12得点とチーム最多得点を記録するストライカーの不在は2試合連続無得点のチームにとって大打撃だ。しかも札幌戦では大谷秀和がすねにあたる右脛を負傷し、今節の出場が危ぶまれている。連敗中の状況下でエースとキャプテンが同時に不在となれば、柏は今季最大のピンチを迎えているとも言える。

文:鈴木潤

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