2017.10.13

【ライターコラムfrom水戸】「水戸の試合を見てサッカーを始めた」…常磐大GK井坂を特別指定選手として登録

特別指定選手に登録された井坂健太
ホーリーホックを追いかけて14年目。横浜から茨城に移住して7年半。有料WEBサイト『デイリーホーリーホック』を運営しながら、地域スポーツ誌『yell sports 茨城』の編集長も務める。

「幼い頃から見ていた水戸ホーリーホックの特別指定選手に選んでいただき感謝しております」

 9月26日、水戸のJFA・Jリーグ特別指定選手として登録されたGK井坂健太の記者会見が常磐大学で行われた。常磐大学からJリーグクラブに選手が登録されるのは初めてのこと。それだけに冨田信穂学長は「本学は多くの人々とコミュニケーションが取れ、協同して作業を進められることが重要だと考え、その一貫としまして課外活動にはとりわけ力を注いでいます。そのような中で本学の井坂健太君が水戸ホーリーホックさんの特別指定選手に選ばれ、新たな活動が始まることを大変嬉しく思っている所であります」と喜びの言葉を口にした。

「自分がサッカーを始めるきっかけになったのは、水戸ホーリーホックです」と井坂は振り返る。茨城県東海村出身の井坂は幼い頃、水戸の試合があることを知り、家族で笠松運動公園陸上競技場へ試合を観戦しに行った。「そこでサッカーってすごく楽しそうだなという印象を受けて」サッカーを始めることにしたという。

「GKをやりたいと思ったのは、本間幸司さんの影響です」と目を輝かせながら思い出を口にする。「一人だけユニフォームが違うし、他の選手と違って手も使える。特別なポジションなので、始めたというのもあります」。今では、その憧れの本間とともにトレーニングする日々を送ることができている。「最初は大きな声で選手に指示している姿を見て、怖い人なのかなと思っていましたが、実際に一緒にプレーするとすごく優しくて、いろんなアドバイスをしてくれます。ベテランですし、たくさん勉強になりますし、やはりいい選手だなと感じています。そういう選手に将来的になっていきたいので、毎日勉強していきたいと思います」。水戸のレジェンドから多くのことを学びながら、さらなる成長を遂げようとしている。

 Jリーグに参戦してから今年で18シーズン目。まだ大きな花を咲かせたわけではない。しかし、地道にコツコツ蒔いてきた種が実になりつつある。それを実感させる出来事と言えるだろう。これからも地域の多くの子供たちに夢と希望を与える戦いを繰り広げていく。それが水戸ホーリーホックの使命である。

文=佐藤拓也

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