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【インタビュー】田中真琴(モデル/女優)「“静岡ダービー”は今回もジュビロが勝ってほしい」

2017.10.13

 ロックバンド『感覚ピエロ』『BiSH』といったアーティストのミュージックビデオに出演したことで注目を集め、現在は舞台や映像作品に出演して演技の世界へと活躍の場を広げる田中真琴さん。

『サッカーキング』のJリーグインタビューでは、ジュビロ磐田への溢れんばかりの愛情を語り、クールな印象とは正反対の意外な一面を披露。今回はモデル・女優として多忙な日々を過ごす傍ら、「撮影現場の待ち時間でも『DAZN(ダ・ゾーン)』でジュビロの試合を見ている」と話す田中さんに、10月14日に開催されるJ1リーグ第29節の“静岡ダービー”展望のほか、『DAZN』の加入により観る機会が増えてきたという欧州5大リーグについても話を聞いた。


インタビュー=小松春生(サッカーキング編集部)
写真=野口岳彦

■最近はすごく深く試合を見れているような気になります

――前回のインタビューでは愛してやまないジュビロ磐田について語り尽くしていただきました。“ガチサポ”として広く知れ渡ったと思いますが、反響などありましたか?

スタジアムで声を掛けてもらえたり、SNSのフォロワーも増えました。サポーターの皆さんに受け入れてもらえてすごく嬉しいです。

――今回はまず、10月14日に開催される“静岡ダービー”についてお聞きします。ズバリ予想は?

エコパで行われた前回のダービー(第5節 磐田3-1清水)は勝っているので、今回もジュビロが勝ってほしいと強く思っています(笑)。

――どんな試合展開が予想されますか?

前回のダービーはスタジアムで観戦しましたが、力の差というかエスパルスが本調子ではなかった印象でした。ただ、試合終了間際に鄭大世選手にすごいオーバーヘッドを決められているので、そこは気をつけなければと思います。

――では、スコア予想もお願いします!

スコアですか!? そんなことまで(笑)。こっちはどれくらい点を取れるかな……。でも、2点は取ってほしいので、2-1で!

――誰のゴールを見たいですか?

ジュビロが勝てば誰が点を取っても嬉しいのですが、中村俊輔選手のフリーキックはダービーで見たいですね。あとは、松浦(拓弥)選手にドリブルでガーって行ってほしいけど、エスパルスは守備が堅いので難しいか……。なので、川又(堅碁)選手のヘディングですかね。

――今回の“静岡ダービー”はスタジアム観戦する予定でしょうか?

今回は観に行けないんですよ……。

――スタジアムに行けない時はリアルタイムで試合をチェックしているんですか?

時間がある時は家で見ています。仕事があっても撮影現場の待ち時間にWi-Fiをつなげて『DAZN』でずっと見てますね。周りから「サッカー好きなんだ」って聞かれるんですけど、「ジュビロだけですけど」と言ってます(笑)。

――お仕事柄、リアルタイムで見れない時もあると思いますが。

その時は必ず見逃し配信でフルタイムで見てます。ライブ中継の時ほど集中していませんが、何かしながら画面で歓声が聞こえたら1回止めて巻き戻してまた見たりしています。

――ちなみに自宅でジュビロ戦の中継を見る時はどんな観戦スタイルですか? 

完全に一人で集中して見てますね。画面に向かって大声を出したりしてます(笑)。

――スタジアム、画面通じてどちらでも構わないんですが、田中さんが試合を見るにあたってポイントに置いているところはありますか? 

ポイント……。スタジアムに行く時は、一人の時はなかなかサポーター席に行く勇気はないんですけど、家族で行く時はサポーター席から見て、普通に声を出したりしてサポーターの人と一体になることですかね。

――では、田中さんが考えるサッカーの魅力とは何でしょうか?

他のスポーツはわからないんですけど、サッカーは選手によって個性がすごくプレーに表れるスポーツだなと思います。情熱的な選手だったらパワフルなプレー、賢い人だったら中盤で緻密にゲームメークしたり。同じポジションでも選手によって違うプレースタイルだったり、同じプレーが他にはないことが面白いですね。選手の個性がそれぞれ違うので、応援しようという感情移入だったり親近感が持ちやすい点も魅力だと思います。

――サッカーを見ていて好きなプレーや好きなスタイルはありますか?

私は分かりやすいプレーが好きなので、ドリブルで相手陣内を突破するとか「この人がボールを持つとチャンスが生まれそう」と思える選手がすごく好きです。ジュビロの選手ではないのですが、齋藤学選手(横浜F・マリノス)は、初めてヤマハスタジアムで見た時にドリブルがすごくてボールを持つ度にハラハラさせられました(笑)。そういうプレーをする選手が好きですね。

――攻撃的なスタイルの選手に注目しているということですが、守備の選手についてはいかがですか?

DFはジュビロの選手しか詳しくないのですが、大井健太郎選手には絶対の信頼を置いています。練習や試合を見に行っても一番声が聞こえるくらい、声を出して守備陣をまとめているところを見るとすごい熱い人だなと思います。チームメイトが大井選手のことを慕っているからこそ、そういう連携がうまくいっているんだなと考えるとすごく好きになりました。今はケガで離脱してしまったので寂しいですね。

――大井選手は統率してグイグイ引っ張っていくタイプですよね?
はい。インタビューとかを読むとリーダシップがありながら、決して偉そうではないというか謙虚な人だなというイメージがあります。大井選手のSNSを見ると、プライベートでも若手とも親しくしていて、とても良い感じの人だなって思っています。

――SNSでそういうところが見えると親近感がわきますよね。
そうですね。仲の良い選手が分かったりすると、試合でゴール後にその選手同士がしてハグしたり一緒に喜んでいる場面を見ると私は全く関係ないのですが、胸が熱くなります(笑)。

――Jリーグを配信している『DAZN』についてもお聞きします。田中さんは視聴にはどんなデバイスを使っていますか?

普段はiPadで観戦しています。でも、大画面で見たいので大きいテレビを早く買いたいです(笑)。

――今季からJリーグは『DAZN』が配信していますが、Jリーグを見続けているサポーターとしてどのような変化を感じていますか?

『DAZN』のハーフタイムで前半の分析が(テロップで)出るじゃないですか、ああいうのは今まで見たことがなかったのですごく面白いなと思いました。ピッチの中での攻撃の割合(アタッキングサイド)をハーフタイムで見て、後半を見ると「確かにそうだな」って。より頭の中でピッチの中のバランスが整理されるというか、最近はすごく深く試合を見れているような気になります。

■一番知ってる海外の選手はエジル選手です

――ここからは海外サッカーについてお話を聞かせてください。

はい。ミーハーですけど……。

――これまで海外サッカーを見たことはありますか?

実家にいた時は、弟とお父さんが海外サッカー好きでよく見ていたので、一緒に見ていました。でも、自分で見るということは数えるくらいでした。

――印象に残っている試合などありますか?

“クラシコ”は見たことがあります。大学生の時にサッカー好きの知人が「今日クラシコだよ」と盛り上がっていて。チームや選手はあまり知らなかったんですけど、試合を見たらすごくプレーがスピーディーで展開も早いし、ぶつかり合いも激しかったですね。

――海外サッカーはプレーのレベルが高いというよりも激しいという印象ですか?

激しいイメージですね。この前、「瞳の奥の秘密」というアルゼンチン映画を見たんですけど、その中にサッカーの試合のシーンがあったんですよ。観客が物を投げたり発煙筒を焚いたりしていて日本とは全然違って、ちょっと怖いなっていうイメージを抱きました。

――海外サッカーでちょっと気になる選手やクラブはありますか?

実は高校生の時にサッカー部の男の子に「顔が(メスト)エジルに似てる」ってからかわれて一時クラスで「エジル」って呼ばれてたんですよ(笑)。その時、ちょうどワールドカップがやっていてエジルって誰なんだろうって思ってドイツ代表の試合を見たら、実際に似てて「エジルだよ!」って家族みんなで盛り上がりました(笑)。

――大きな目が特徴的な選手です(笑)。

弟は私よりももっとエジル選手に似ていて、もう親戚みたいな感覚でした(笑)。なので一番知ってる海外の選手はエジル選手です。この前、プレー動画を見たんですが、噛んでるガムを足で上手に蹴ったり(リフティング)していて、なんかお茶目で親近感があって友達みたいに勝手に思っています(笑)。

[写真]=Getty Images

――Jリーグでは羽生直剛選手(ジェフユナイテッド千葉)が“エジル似”として知られていますね。

確かに印象が似てますね(笑)。

――エジルは日本でも人気のある選手です。

エジル選手について色々調べていたら、アーセナルというチームに所属しているんですよね。アーセナルは2004年くらいに一番強くて、最近はだんだん弱くなってきているという記事を読んだんですよ。ジュビロも同じ時期が黄金期でだんだん低迷していったというところも共通しているなと。ジュビロは今季復活しつつあるので、アーセナルも同じようになればいいなと思っています。

――エジルのいるアーセナルはこれから注目ですね。

そうですね。でも、『DAZN』でJリーグを見ていると海外リーグの告知がたくさん流れるじゃないですか。国によってチームがたくさんあってどこから見ればいいのか迷います(笑)。

――ジュビロ出身の海外日本人選手はチェックしたりしていますか?

試合までは見ていませんが、情報は追っています。山田大記選手(2014~17年 ドイツ2部カールスルーエ)は好きな選手だったのでずっとTwitterで追いかけていました。今日も一応ユニフォーム持ってきたんですよ。2012年くらいのユニフォームで背番号10番のものを(笑)。

――現在では小林祐希選手(2016年~オランダ1部ヘーレンフェーン)がジュビロ出身の海外組ですね。

チームに歓迎されているようで、ジュビロサポーター的にはホッとしています。山田選手のようにいつかまたジュビロに戻ってきてほしいですね。

――最後に今は海外リーグに挑戦する日本の選手が増えています。田中さんも新しいことにチャレンジしている時期だと思いますが、これから挑戦していきたいことはありますか?

私は舞台には出演したことがあるのですが、映像はこれまでミュージックビデオがほとんどだったので、今後は映画にも挑戦したいですね。岡崎慎司選手の言葉で『どんなにミスをして怒られたり罵られたりしても、くじけないで教えてくださいと謙虚になることが何よりも大切』という言葉があるんですけど、私もそうやって色々な人から教えていただいて、もっと勉強して自分の演技に対する意識の幅を広げていければと思います。

田中真琴 (たなか・まこと)/1995年生まれ、京都府出身。2016年より本格的にモデルとしてキャリアをスタート。ミス佛教大学(京都)2014のグランプリに選ばれたことを皮切りに、ロックバンド・感覚ピエロ『拝啓、いつかの君へ』や、BiSH『プロミスザスター』などの話題のMVに立て続けに出演し邦ロック界において欠かせない存在に。主演舞台「この時が終わる前に」や『グランギニョル』など、演技にも活躍の場を広げ、10月14日(土)にCX『世にも奇妙な物語 ’17 秋の特別編』に出演する。

●公式Twitter:https://twitter.com/mak0tter
●公式インスタグラム:https://www.instagram.com/mac0tter/
●公式HP:http://www.ateam-japan.com/ateam/

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