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前を向き、神戸を支える渡部…「どんなことも楽しみながら」

2017.09.15

オフィシャル月刊誌『ヴィッセルスマイル』で、ロングインタビューに臨んだ渡部[写真]=フォトレイド

 ヴィッセル神戸が毎月発行するオフィシャル月刊誌『ヴィッセルスマイル』の最新号が9月16日から発売される。全9ページにわたる選手特集『RECOMMEND FACE』には、今シーズン新加入ながら守備の要として奮闘する渡部博文が登場。円熟したプレーで最終ラインを支える背番号3が、チームの現状や自身のサッカー観について激白した。

 ヴィッセル神戸は8月中旬にネルシーニョ監督との契約解除を発表。吉田孝行ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る新体制で再出発を切った。渡部は指揮官交代について「雰囲気は想像していたほど悪くならなかったように思う」と明かし、続けて「ネガティブな発言をする選手もいないし、みんなが『どうやってこの現状を変えていくべきか』をポジティブに考えている」と、チームが一つになって前を向いていると強調した。


 また、7月に30歳を迎えた渡部に対し「思い描いていた30歳になれましたか?」と問うと、「中身はまだまだ……まだ、くらい」と答えながらも、「ただ、30歳になっても、こんなにサッカーが楽しいって思えるのは正直、意外でした」と告白。その理由も詳しく明かしている。

「今みたいに結果が出なければ悩むことも増えますが、自分の好きなサッカーのことだけに悩みが持てることにさえ幸せを感じる。これは、自分自身が純粋に普段の練習から、どんなことも楽しみながらやろうというスタンスでやれてきたからかもしれません。最近は個人的にスプリント力を高めるための走りのトレーニングを取り入れているんですが、『こうすればストライドが伸びるんだ、足の回転が速くなるんだ』というような発見にもいちいち感動しています(笑)」

 神戸は現在J1リーグ11位と、開幕当初に思い描いていた成績は残せていないのかもしれない。ただそれでも、渡部は現状をしっかりと見つめ、毎日を楽しみながら貪欲に自身の成長を追求している。そういった「毎日を全力で過ごすこと」が勝利やチームの悲願である『タイトル』へとつながっていく。渡部はそう信じて疑っていない。

 そんな渡部を擁する神戸は16日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場に北海道コンサドーレ札幌を迎え撃つ。前節、ガンバ大阪相手に吉田監督体制での初白星を挙げた勢いそのままに連勝を飾ることができるか。神戸の終盤戦を占う意味でも重要な一戦となる。

 なお、渡部のインタビューが収録された『ヴィッセルスマイル』は、この札幌戦から発売開始となり、試合会場のグッズショップや、神戸ハーバーランドのオフィシャルショップで販売され、楽天市場店( http://www.rakuten.co.jp/vissel/ )、サッカーキングショップ( http://shop.soccer-king.jp/ )でも17日の0時から購入可能となっている。

By サッカーキング編集部

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