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【磐田vsC大阪プレビュー】中村俊輔が攻撃の幅を作る磐田…3日間のオフで英気を養えたC大阪

2017.08.18

今季加入した中村俊輔は磐田にとって不可欠な存在。前節のG大阪戦ではFKで2アシストをマークした [写真]=J.LEAGUE

ジュビロ磐田 前節G大阪戦は完封勝利。20失点はリーグで2番目に少ない数字

【プラス材料】
 前節のG大阪戦は粘り強い守りから少ない好機を生かし、3試合ぶりの勝利を完封で飾った。勝ち点は昨季同時期の36を上回る38に伸ばし、G大阪を抜いて6位に浮上。上り調子でC大阪戦を迎える。

 G大阪戦の大井健太郎とアダイウトンの2得点は、いずれも元日本代表MF中村俊輔のFKから生まれた。劣勢のなか、セットプレー2発で勝利を呼び込む戦いは、昨季までの磐田に見られなかった。中村俊の精度の高いキックと、ゴール前に走り込む選手との連係の向上をうかがわせ、今後の得点量産が期待される。


 名波浩監督が「90分間、我々のゲームではなかった」と評したように、ほぼ守勢に回ったが、守備陣が粘り強く無失点。リーグ2位の45得点を誇るC大阪攻撃陣封じにも自信を持って臨めそうだ。

【マイナス材料】
 2-0で勝利したものの、前節はG大阪の連動した攻撃に翻弄され続けた90分間だった。中盤のこぼれ球争いで後手に回り、奪った後も簡単に失った。無失点で終えることはできたが、C大阪の強力攻撃陣を抑えるには、守備の改善が求められそうだ。

 開幕から毎試合ベンチ入りしていた松本昌也が右ひざのじん帯損傷で長期離脱を強いられた。中盤ならどこでもこなすユーティリティープレーヤーがいないのは、ベンチワークを悩ませそう。連戦の疲労からか、先発陣に痛みを抱えている選手がいるのも気がかりだ。

 5日のホーム広島戦に続いて夏季限定のユニホームを着て試合に臨む。限定ユニホーム着用試合は昨季1分け2敗。今季の広島戦もシーズン初の逆転負けを喫した。限定ユニホームでは未勝利という嫌なジンクスが存在する。

文:totoONE編集部

セレッソ大阪 複数得点を直近2試合で続けている

【プラス材料】
 6月17日から8月9日まで、セビージャとの親善試合を含めて13試合を立て続けにこなしてきた。7月中に浦和との第22節を既に終えていたこともあり、13日は試合がなく、11日から3日間のオフをとって英気を養うことができた。

 酷暑での過密日程で、消耗が激しかったことも考えれば、心身共にリセットする、いい機会になったと言えよう。14日から十分な調整期間をとって、今節、磐田とのアウェイ戦に臨むことになるが、その一戦では、主軸DF山下達也が復帰の見込み。ハードディフェンスを体現できる23番が、最近、失点続きの守備の立て直しへカンフル剤となれるか、注目される。

 攻撃面では複数得点を直近2試合で続けているだけに、その勢いを維持し、好調磐田とのアウェイ戦で、今季のC大阪らしく先手必勝を成し遂げたい。

【マイナス材料】
 この夏場に入って目立つのが、後半の失速。第19節のG大阪戦に続き、第21節の清水戦でも、先手を取りながら、3失点で逆転負けを喫した。

 特に、尹晶煥監督のもとでベースとして進めてきた組織的な堅守、豊富な運動量というところで、相手に隙を与えているケースが目立つだけに、その立て直しは急務だ。今節は現在勢いに乗り、中村俊輔を軸としたセットプレーでも強さを発揮する磐田。そこをいかに食い止めることができるかも、試合のカギを握るだろう。

 また、好調の立役者だった山村和也が第21節の清水戦での負傷により、再び戦線離脱となったのは痛い。リカルド・サントスや澤上竜二といった身体を張れるセンターフォワード陣、関口訓充や福満隆貴らハードワーカーが、いかにその穴を埋められるかも重要となる。

文:totoONE編集部

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