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【ライターコラムfrom鳥栖】安庸佑と河野広貴の加入会見を行った鳥栖…彼らが攻撃で特長を出すことが、巻き返しの鍵となる

2017.08.16

FC東京から加入した河野広貴 [写真]=SAGAN DREAMS CO.,LTD.

 この夏、積極的な補強でチーム強化を図っているサガン鳥栖。8月11日にMF安庸佑(アン・ヨンウ)、15日にMF河野広貴の獲得会見を行った。

「日本に対しても、鳥栖に対しても自分自身、非常に強い、強固な気持ちで、必ず大きく成功したいという思いを持って飛び込んできました。一日も早く順応して自分の良いプレーの姿を皆さんにお見せできるようにしたいという思いでいます」と安庸佑は話した。現在、鳥栖には5人の外国人選手が在籍しており、熾烈なポジション争いを行うことになる。それについては、「韓国にいるときからその状況、条件というのはちゃんと理解した上でここに飛び込んできています」と話し、「選手として競争していくのは当然のことなので、それを乗り越えないといけないし、それこそがサッカー選手だと思います。必ず、そこは勝ち抜いて自分のポジションをしっかり確立していけるように、という思いです」と自信を見せた。


全南から加入した安庸佑

 鳥栖ではこれまで金民友をはじめ多くの韓国人選手が活躍してきた過去があり、今でもキム・ミンヒョクや趙東建、チョン・スンヒョンがチームに貢献している。そんな彼らをサポーターも温かく支えている。そんなサポーターに向けて、「早くサポーターの皆さんに自分の良いプレー、良い姿を見せたいと思いますし、そうできるように頑張っていきたいと思いますので応援をぜひ、よろしくお願いします」と決意を語った。

 一方、マッシモ・フィッカデンティ監督の下でプレーした経験のある河野は「監督と以前、FC東京で一緒にやっていたというのが一番大きかったです」と移籍の理由を話した。第21節柏レイソル戦を現地で観戦し、11日からの練習に参加した河野は「何試合か見て、いろいろと僕のプレースタイルと、どうやって動けばいいのかっていうのをちょっと考えながら試合も見ました。今はまだそんなに練習もやっていないですけどちょっとずつ選手の特長もわかってきたし、この選手はこうやって使えばいいんだなとかそういうのをちょっと気にしながらじゃないですけど、練習をやってイメージは何となくできてきました」と、自分が鳥栖でどんなプレーをするかイメージを膨らませている。背番号7は、この夏フランクフルトに移籍した鎌田大地がつけていた番号。彼がそうだったように、河野にも攻撃の中心となってほしいという期待もある。「そんなに背番号は気にしていないというか、17が欲しかったんですけどチームの番号ということなので。それで7を着けさせてもらいました。前、鎌田選手がいましたけど、同じプレーをしろって言われて来たわけじゃないし、鎌田選手とはまた違った僕の良いところやハードワーク、そういうところを見せられればいいかなと思います」と話し、さらに「とにかくチームが一つでも上に行けるように出た試合はすべて頑張るので応援をよろしくお願いします」とサポーターにメッセージを送った。

フィッカデンティ監督はFC東京時代の恩師にあたる [写真]=J.LEAGUE

 2選手の加入で鳥栖の新たな攻撃を築こうとしてるフィッカデンティ監督。彼らがこれから上位進出を狙う鳥栖のキーマンになる。

文=荒木英喜

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