壮絶な打ち合いを制した名古屋 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
2017シーズンの後半戦に突入している明治安田生命J2リーグ。6日に行われた第26節、名古屋グランパス対愛媛FC戦は、とんでもない展開の試合となった。
ホームの名古屋が48分までに4得点を奪って、4-0と大量リード。だが、58分からわずか14分間で、愛媛FCが4点を奪取して同点に。
そこから名古屋が3ゴールを追加して、7-4で勝つという壮絶な結果となったのだ。
'2 佐藤寿人
'18 田口泰士
'32 シモビッチ
'48 田口泰士
'58 丹波(愛媛)※記録訂正
'69 白井(愛媛)
'70 河原(愛媛)
'72 丹波(愛媛)
'74青木亮太
'81 青木亮太
'90+5 田口泰士 pic.twitter.com/5sx9iIrqYb— 名古屋グランパス 公式 (@nge_official) August 6, 2017
データ会社『Opta』によれば、計11得点はJ2史上最多得点記録だそう。
Jリーグ公式は、試合後の選手や監督のコメントを伝えている。
■佐藤寿人(名古屋FW)
「4点目が決まって、もっとうまくゲームコントロールして、落ち着いて0失点で、なおかつ追加点というのが理想だったんですけど、ちょっとスキを与えたというか、ビルドアップのところであれだけミスをすると後ろ向きの守備になるし、相手の圧力をまともに受けてしまった」
■風間八宏(名古屋監督)
――7点を取ったことを評価すべきか、4-4に追い付かれたことを問題にするのか?
「7点(の方で)でいいと思います。あれだけ取れた、やり続けることができてきているので。試合の運び方、特に大事なのは怖がらずにサッカーを続けられるかですが、その中にまだ怖がってしまうところがある。ただその後、しっかり3点を取れたのは力だと思いますし、選手たちが伸びてきている証だと思います。ベンチとしては晴天を長く続けてほしかったと思います」
■間瀬秀一(愛媛FC監督)
「いま頭に浮かんでいることは、0-3で折り返して、選手たちがロッカーに戻ってきて、その時点で何人かヘトヘトになっていた。それでもあきらめたり、戦うことをやめたりすることは一番簡単なことなので、自分たちはその逆を選択すると、それだけ強く伝えました。この夏休みにパロマ瑞穂スタジアムに子どもも含め、たくさんの人が見に来てくれた中で、さらに後半1点を決められて、0-4の状態から4点を取った。サッカーというスポーツにおいて、あきらめなければ追い付くということを選手たちが体現してくれたことは私自身うれしいですし、そこは絶対にポジティブに考えたいと思います」
26節終了時点で名古屋は5位、愛媛は16位となっている。
(記事提供:Qoly)