2017.07.16

「ただのテストマッチではない」…独紙はドルトの“初勝利”と“復帰”に注目

ゲッツェ
浦和戦で注目を集めたボス監督(左)とゲッツェ(右)[写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 15日に行われた明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017の浦和レッズ対ドルトムントの試合は、ドイツ国内でも大手メディア『スカイ』やドルトムントの公式サイトを通じて無料配信された。

 ドイツのメディアにとって最も興味を引いたのは「ピーター・ボス新監督の初勝利」、そして、なによりも「ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの復帰」だったようだ。

 この一戦に向けて、ドルトムントにとってどうしても勝利が欲しい理由があった。地元紙『レヴィア・シュポルト』は試合前に「ただのテストマッチではない」というタイトルの記事で試合の背景を伝えている。

 ドルトムントは、トーマス・トゥヘル前体制の来日の際には時差を考慮して真夜中にトレーニングをするなど、万全の準備で好スタートを切っている。ボス監督になってからのテストマッチ初戦では、4部のロート・ヴァイス・エッセンで敗れたことで周囲からの目が厳しくなっていたようだ。

 ボス監督は「トップクラブではすぐに結果を出さないといけない。だが、浦和戦もそうだが、私はすぐにでも結果が出る選手を起用するのではなく、私のイメージするサッカーができる選手を起用する。方向性は分かっているし、そこに行き着くことも分かっている。しかし、一歩ずつなんだ」と時間が必要だと訴えている。そのためにも、まずは結果を出して状況を落ち着けることが求められる試合でもあったようだ。

 試合後、ドイツ代表MFアンドレ・シュールレも「とにかく暑くて、とても難しい試合だった。今日の試合で勝つことは本当に重要だったんだ。自信を取り戻して、落ち着くためにもね。だから、今日の試合は本当に良いテストになった。逆境を跳ね返す力も見せられて、最後には勝つことが出来た」と、ようやく手にした勝利に胸をなでおろしている。

 一方で、『シュポルト・ビルト』は試合後に期待通りに出場したゲッツェのコメントを速報で伝えている。新陳代謝の問題で5カ月もピッチから遠ざかっていたゲッツェが復帰するかは、試合の前日からドイツメディアの関心になっていたのだ。

 ゲッツェは「長期間の戦線離脱から復帰できたのは、信じられないほど素晴らしい気分だね。目標はプレシーズンに参加することだったんだ。今日の出場についても監督と話し合って決めたよ。30分もプレーできて嬉しいね。これから少しづつ良くなっていく。でも、身体はもう万全で、再びプレーできるようになったんだ! 5カ月もあまり好きでもないことをやり続けるのはとても難しいことだけど、今ではそのリハビリにどんな意味があったのか、良く分かるよ」と、試合に出られることに喜びを感じているようだ。

 ボス監督も初勝利の喜びとともに復帰したゲッツェについてコメント。「マリオのことを嬉しく思うよ。試合後のロッカールームでは本当に喜んでいた。でも、彼は5カ月もチームから遠ざかっている。一日一日、慎重に見ていかないといけない」と大きすぎる期待に釘を差している。

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