2017.07.02

【コラム】浦和、劇的勝利の舞台裏…MF駒井善成がピッチに倒れ込んだ理由とは

駒井善成
柏好文(右)とマッチアップした駒井善成 [写真]=JL/Getty Images for DAZN
サッカーとスペインとイタリアが好きな編集者・ライター。建設会社就職後、リクルートを経て、フロムワンで17年にわたり編集者として勤務。サッカーメディアの編集長を務め、2019年2月に独立し、株式会社アトランテを設立。

 3-3で迎えた後半アディショナルタイム。



 浦和レッズの左ウイングバック関根貴大が、緩急をつけたドリブルで広島の守備陣を翻弄すると、最後は右足で豪快にニアサイドを打ち抜いた。

 試合終了のホイッスルが鳴り、スタジアムが歓喜に沸く中、右ウイングバックの駒井善成がピッチに倒れ込んで天を仰いだ。

「正直、言い訳かもしれないですけど、俺の今のこの体では、柏(好文)選手は無理ですね。万全の状態だったらたぶんいけましたけど、ほんまに痛いです。座薬入れて、痛み止め飲んでも痛いから。結構前半から痛くて、で、対面が柏選手だったんで、きつかったです」

 駒井は同サイドで柏好文と対峙。守備に追われ、柏のドリブル突破を許す場面も見受けられた。

 時折つらそうな表情を見せながら、駒井がチームの苦しい状況を説明する。

「ウガくん(宇賀神友弥)もケガしてたり、ウメくん(梅崎司)も腰に痛みを抱えてたりして、出ないといけない状況だったんで。もう気合いでやろうと思っていたんですけど、やっぱりきつかったです」

 チームメイトのコンディションが万全ではなく、復帰の目処が立っていないため、ここで休むわけにはいかない。

 浦和がかつて見せていた圧倒的な強さを取り戻すために、駒井はこれからも走り続ける。

文=大西徹

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