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【C大阪vs清水プレビュー】リーグ最少の11失点と堅守を誇るC大阪…清水は好調M・デュークに期待

2017.06.16

C大阪のMF山口蛍は代表戦を欠場したものの軽症の模様。清水戦の出場に問題はないようだ [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

セレッソ大阪 3試合連続得点中の山村和也は、前線の”核”

【プラス材料】
 リーグ前節の新潟戦では4-0と勝利。リーグ最少の11失点を誇る堅守で粘り強く戦い、今季7度目の無失点を記録すれば、攻撃面では今季の大きな武器であるセットプレーが威力を発揮した。そのなかで、いまや前線の核となっている山村和也は3試合連続得点中。今季最も飛躍を遂げているハイタワーは、昨シーズンのJ2でも清水からゴールを奪っているだけに、今節も大きな期待が集まる。

 さらに、前節では負傷欠場していた清武弘嗣が全体練習に復帰。日本代表戦での負傷が心配された山口蛍も軽症の模様で、チームに戻って精力的にメニューをこなしており、試合出場は問題ない見込みなのは頼もしい。


 2010年シーズン以来となるJ1リーグ戦4連勝を達成し、順位も暫定2位に浮上。チームが勢い付くなか、今季無敗のホームで、同じJ1昇格組の清水に勝利し、連勝を伸ばしたい。

【マイナス材料】
 今節ではソウザが累積警告により出場停止。ボール奪取と推進力、シュート力に長けたブラジル人ボランチの不在は痛い。また、日本代表戦で負傷し、イラン遠征に帯同後、チームに戻ってきた山口のコンディションは、軽症とはいえ気がかり。そういったこともあって、今節のチームで鍵を握るのは、ボランチ。木本恭生、藤本康太、西本雅崇らに出番が回ってくる可能性があるだけに、彼らの活躍も鍵を握る。

 また、前節は4-0と大勝したとはいえ、「課題ばかり」と、前節終了後に気を引き締めたのは、柿谷曜一朗。流れの中での決定力をはじめ、修正点はあるだけに、その改善も欠かせない。

 清水といえば、昨シーズン、ホームゲームで終了間際の2失点により逆転負けした、因縁の相手。その因縁の舞台、ヤンマースタジアム長居で、今季の成長の跡を見せつけたい。

文:totoONE編集部

清水エスパルス 対人の強さがある犬飼智也と二見宏志がけがから復帰

【プラス材料】
 センターバックの犬飼智也と二見宏志が同時にけがから復帰してきたことは大きなプラス。彼らが揃って先発すれば、対人の強さはかなり向上するため、前線に強力なタレントを揃えたC大阪に対して力を発揮するはずだ。復帰前に2週間のインターバルがあってサテライトリーグで実戦テストができたことも大きかった。

 攻撃陣では白崎凌兵の離脱は痛いが、鄭大世が脳震盪から復帰し、サテライトの試合でゴールを挙げている。M・デュークも好調なので、前線の高さやパワフルさはプラスされるだろう。それによって全体的に高さが増し、チアゴ・アウベスのキックも非常に質が高いので、セットプレーからの得点も期待できる。これまではチアゴの速くて伸びるボールに他の選手が合わせきれていない面があったが、今はかなり慣れてきたはずだ。

【マイナス材料】
 リーグ前節のFC東京戦で白崎が負傷し、全治3カ月の長期離脱となったことは非常に痛い。前線でタメや変化を作るという意味でも、守備面でも大きな役割を果たしてきた10番だけに、その穴は簡単には埋まらない。代役を務めることが予想されるM・デュークは好調だが、白崎とはかなりタイプが異なるため、必然的に攻撃の形はマイナーチェンジが求められ、それをこの2週間でどれだけ作り込めたかが大きな焦点となる。

 守備に関しては、直近3試合で8失点と複数失点が続いている。特にカウンターに対する守備が課題となっており、速い攻撃も得意とするC大阪に対しては不安要素となる。

 また、リーグ戦で8試合勝利がないことで、自信を持って本来の力を発揮することができなくなってくる恐れもあり、そこも今節の注目点と言える。

文:totoONE編集部

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