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【G大阪vs鳥栖プレビュー】G大阪は5戦負けなしで首位と同勝ち点…鳥栖は鎌田大地がG大阪戦は3戦3ゴール

2017.05.19

G大阪のMF藤本淳吾は好調を維持。リーグ前節の札幌戦で加入後初ゴールを決めている [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

ガンバ大阪 リーグ前節はMF藤本淳吾が加入後初ゴール

【プラス材料】
 リーグ前節の札幌戦は、自分たちの試合前に首位の鹿島が敗れていたのを受け、勝てば首位に大きく近づくことをモチベーションに臨んだ。

 前半終了間際にMF藤本淳吾が技ありのゴールで先制したG大阪は、後半も途中出場のMF泉澤仁が追加点を奪い2-0で勝利。この結果、5戦負けなしで首位の浦和と勝ち点で並ぶ2位に躍り出た。当然ながら、好調を維持するMF藤本に加入後初ゴールが生まれたことや完封で締めくくれたこともあり、チームの雰囲気はいい。


 また、久しぶりに連戦から解放され、1週間のインターバルを経て今節を迎える。疲れもかなり払拭されていることから、コンディション万全で鳥栖戦に臨めそうだ。過去の鳥栖戦を振り返ると、J1でのホーム対戦はここ3年、2勝1分と負けなし。相性はいい。

【マイナス材料】
 鳥栖とはこれまでJ1を舞台に8試合戦って、うち5試合で先制を許している。先制点というのは言うまでもなく、ゲームプラン、流れを大きく変えてしまう。だからこそ、まずは試合の入り方に注意したい。現時点でJ1最少失点の守備力を見せつけたいところだ。

 また、「プラス材料」で書いたとおり、ホーム戦でこそ負けなしの戦いを続けているが、アウェイ戦ではJ1で対戦した4試合すべてで黒星を喫しているというネガティブなデータもある。戦いを前に「鳥栖にはいつも苦しめられている印象があります(オ・ジェソク)」という話す選手が多いのも、そのイメージがあるからだろう。

 今節も厳しい試合になる可能性は高い。だが、今の守備の安定感からしても、先手を取れれば流れを引き寄せられるに違いない。

文:totoONE編集部

サガン鳥栖 カウンターのチャンスを生かせるかがポイント

【プラス材料】
 リーグ前節の清水戦は主導権を握って試合を進めることができた。しかし、アディショナルタイムに挙げたMF水野晃樹のJ1リーグ戦で3年ぶりとなる移籍後初ゴールで引き分けに持ち込むだけにとどまった。

 この土壇場で手にした勝ち点1の価値を高めるためには、今節のG大阪戦が大事だと選手の誰もが考えている。これまでG大阪に勝った試合の多くは、しっかりと守ってからのカウンターがはまっていた。

 この試合でも守備に重心を置きながら、カウンターのチャンスを生かせるかどうかがポイント。なかでもG大阪ジュニアユース出身で、対G大阪戦で3戦3ゴールを挙げているMF鎌田大地がそのキラーぶりを発揮できるかどうかに鳥栖の今季アウェイ初勝利がかかっている。

【マイナス材料】
 昨季行われた吹田スタジアムでの試合はFW豊田陽平のPKで先制したものの、1-2で逆転負けを喫した。

 今季リーグのアウェイ戦は3分3敗と勝利のない鳥栖だが、「それは意識していません。ホームも、アウェイも関係なく全部勝とうとしている。その結果、アウェイで勝っていないだけ」とMF高橋義希は気にしていない。

 それ以上にマッシモ・フィッカデンティ監督が気にかけているのが今季のG大阪の戦い方。「これまでと比較して走力が伴うようになっている。パスワークに長けた部分からよりアグレッシブに、走力を生かしたチームになっている印象。対戦するという面でより難しくなりました」と話す。戦い方の変わったG大阪に対して、どうアジャストするかが勝利のカギとなる。

文:荒木英喜

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