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FW久保建英、J1公式戦デビューにも慢心なし「失速せずにどんどん上へ」

2017.05.03

久保がボールを持つたびに、スタジアムではどよめきや拍手が起こった [写真]=三浦彩乃

 FC東京U-18に所属するFW久保建英がトップチームデビューを果たした。3日、FC東京は2017JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第4節で北海道コンサドーレ札幌と対戦。久保は66分に途中出場でピッチに立った。

 J1のレベルの高さを体感した久保は、「やっと1歩を踏み出せたという感じです」と振り返る。84分には見せ場を作った。敵陣でボールを持つと、「あそこで仕掛けなかったらFWではない」とドリブルで一気に加速。後ろから倒されながらも、「どうせ倒れるんだったら、シュートを打っておこう」と最後はシュートに持ち込んだ。


 結果的にファウルを受けてFKを獲得。ボールの横に立ったMF東慶悟は「空気を読んで、絶対に久保くんが蹴ったほうがいいと思って(笑)。彼も蹴る気満々だった」と冗談交じりに話していたが、本人は「阿部(拓馬)選手や髙萩(洋次郎)選手、東選手あたりに『蹴っていいよ』と言われた」と先輩の後押しを受けて、ボールをセットしたようだ。

 直接ゴールを狙ったキックは惜しくも外れた。無得点という結果に「今日の試合は決めなければいけない試合だった」と悔しさを見せつつ、「今日で終わりではないので、またチャンスがもらえたら頑張りたい」と次を見据えた。

 15歳10カ月29日でトップチームデビューを飾った久保。最後は「同年代の選手と比べて半歩くらいは前にいると思う。スタートが早いだけではなく、失速せずにこのままどんどん上にいきたい」と力強い言葉を残した。


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