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湘南ベルマーレがブレーメンとの事業提携を発表 育成年代の発展目指す

2017.03.05

記者会見に出席した西松氏、オルデネヴィッツ氏、水谷氏(写真左から)

 湘南ベルマーレは5日、同クラブと株式会社日独フットボール・アカデミー、ブレーメン(ドイツ)が事業提携し、小学生年代の選手育成における新たなプログラムの提供を開始することとなったと発表。記者会見を実施し、株式会社日独フットボール・アカデミー代表取締役社長の西松文章氏、ブレーメンのチーフスカウトを務めるフランク・オルデネヴィッツ氏、株式会社湘南ベルマーレ代表取締役社長の水谷尚人が出席した。

 今回の発表によると、本プロジェクトの目的は「世界の檜舞台で活躍できる選手を発掘、育成し、日本サッカー界の発展に寄与する」に設定されている。


 事業提携内容としては、三つが今回発表された。まず、U-9からU-12年代選手対象のセレクションを共同開催する。日独フットボール・アカデミーが新たに開校する神奈川校(7月開校予定)の選手セレクションを湘南ベルマーレフットボールアカデミースタッフがサポート。2回にわたって行われるセレクションの第二次回には、ブレーメンのユースアカデミーチーフスカウトであるフランク・オルデネヴィッツ氏が来日し、選手選考の監修を行う。

 また、日独フットボール・アカデミー神奈川校を卒業した選手のうち、湘南による選手選考基準を満たした選手は湘南U-15チームに加入。さらに同チームでの活動実績が認められた選手は湘南ユースの一員として、湘南のトップチームを目指すことになる。

 そして、日独フットボール・アカデミーが持つブレーメンとのパートナーシップにより、春休みや夏休みを利用したドイツへの短期留学を実現。ブレーメンアカデミーとの合同練習や練習試合実施のほか、スタジアム見学、トップチーム試合観戦などの機会が提供される。

 今回の事業提携にあたって、湘南の水谷尚人代表取締役社長は以下のようにコメントしている。

「我々湘南ベルマーレは“湘南スタイル”と言われる、攻撃的で、走る意欲に満ち溢れた、アグレッシブで痛快なサッカーを標榜していますが、現在、ドイツブンデスリーガで展開されている多くの試合で、まさにこのようなサッカーが日々行われています。その背景に、アカデミーからトップまで一貫した、常にゴールを目指すスタイルが共有され、プレーされている画を想像するのは難くありません」

「育成の強化は我々の大きな一つの柱です。その育成力強化のためにも、このプロジェクトを成功させたいと取り組んでまいります。サッカーはユニバーサルランゲージと言われています。今回のプロジェクトは特に若年層となりますが、いろいろな層でドイツと日本の交流が図られることにより、表面上に留まらない国際人の育成にもつながると考えております」

「サッカーに留まらない、機会、空間を作っていきたいと考えております。引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」

By サッカーキング編集部

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