浦和戦後、マルティノスと勝利を分かち合う齋藤学 ©J.LEAGUE PHOTOS
5年ぶりにJ1に復帰した北海道コンサドーレ札幌との対戦を翌日に控えた3日、横浜F・マリノスが横浜市内で最終調整を行った。浦和レッズとの開幕戦で、2アシストの活躍を見せた齋藤学は「レッズ戦ではマルティノスと僕とでカウンターからやれて勝ったことは大きいけど、次の試合はボールを持つ時間が増える。ポゼッションの中でやれるのはいい機会」と、タイプの異なる相手との対戦に胸を高ぶらせた。
札幌の予想布陣は5-3-2。しっかりと守備ブロックを敷いて守り、前線の2人を走らせてカウンターを狙ってくる相手に「サイドバックがフリーになるので、そこから攻撃ができれば」と目論む。「チャンスは少ないと思うけどオープンなゲームにするためには1点、2点をまずは取って、相手に出てきてもらわないといけない。もし思い切って引かれたら、ミドルも狙っていきたい」。
一方で、札幌・石井謙伍との対戦も楽しみにしている。2011年、プロ3年目の齋藤は飛躍を求めてJ2の愛媛FCに期限付き移籍した。そこでともに汗を流したのが石井だ。「J2で一緒に戦った仲間とJ1で戦えるのはうれしいけど、すごくお世話になった人なので、自分のプレーをしっかりと見せたい」と恩返しを誓いつつ、「チームが勝つことを優先させたい」と開幕連勝を期した。
「ニッパツ(三ツ沢球技場)はスタンドとの距離も近いし、日産スタジアムとはまた違った空気なので、簡単なゲームにはならないと思うけど、しっかりゴールしたい」。開幕戦と同じ4-2-3-1の左サイドでの先発が予想される齋藤が、自身の今季初ゴールとチームの連勝に挑む。
By サッカーキング編集部
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