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【C大阪vs磐田プレビュー】清武欠場濃厚のC大阪、中村俊輔を擁する新生・磐田と対戦

2017.02.24

セレッソ大阪 尹晶煥新監督の下、守備戦術の構築に時間を費やす

 厳しいJ2での2シーズンの戦いを経て、3季ぶりのJ1復帰を果たしたC大阪。柿谷曜一朗、山口蛍、杉本健勇といった、昨シーズンの主力でもあるアカデミー出身の選手たちを中心にJ1定着、上位躍進を狙う中、開幕戦では磐田と対戦。ホームでのJ1再出発ということもあり、一層気合いが入る。クラブのレジェンドの一人でもあり、サガン鳥栖などで実績を積み重ねた尹晶煥新監督の下、始動から3部練習や早朝練習なども実施するなど、ハードなトレーニングを積み重ねてきた。


 その新体制では守備戦術の構築に時間を費やしながら、組織を重んじるチーム作りを行ってきた。その成果は開幕前の対外試合にも現れ、主力組中心では、5試合で失点わずか1と、手応えをつかみつつある。それだけに、中村俊輔、川又堅碁らを擁する磐田攻撃陣をいかに封じ込められるか、新戦力のマテイ・ヨニッチら守備陣の活躍に期待が高まる。一方、攻撃面に目を移すと、電撃復帰加入した清武弘嗣が別メニュー調整中で、開幕戦の出場は微妙な状況。また、攻撃面の整備も現在進行中というところもあるのだが、それでも開幕戦を制すべく、柿谷、杉本、新戦力の水沼宏太らアタッカー陣には奮起が求められる。

 J1昇格プレーオフからJ1昇格したチームは、過去すべて開幕戦黒星、そして1年でJ2に逆戻りしているが、そのジンクスを破るためにも、このJ1復帰初戦でC大阪は是が非でも勝利を収めたいものだ。(totoONE編集部)

ジュビロ磐田 中村加入で攻撃に変化生まれるも、ゴール前の連係に不安

 昨季年間13位の磐田は、戦力の上積みを図って開幕を迎える。DAZNニューイヤー・カップ鹿児島ラウンドは若手中心で臨み、主力は非公開の練習試合で連係を深めた。元日本代表MF中村俊輔ら新戦力を加えた新・ジュビロがいよいよベールを脱ぐ。

 攻撃は中村が中心。経験豊富な司令塔から決定的なパスが出てくる信頼感から、前線の動き出しが活発化するなど加入効果はすでに出ている。アダイウトンは好調を維持し、昨季6得点に終わったアタッカーが大暴れしそうな予感が漂う。一方で、ゴール前の連係には不安が残る。鹿児島キャンプ後に攻撃の改善に着手したが、道半ばといった印象だ。

 キャンプでは守備に重点を置いた。昨季から継続する、全体が連動して高い位置からボールを奪いにいくスタイルの精度は向上し、名波浩監督も手応えをつかむ。しかし、ヴィッセル神戸から加入したDF高橋祥平が開幕1週間前に右膝を痛めた。期待の新戦力は欠場濃厚で、チームにとって痛手だ。

 右太もも裏の違和感を抱くC大阪の日本代表MF清武弘嗣の欠場は朗報か。中心選手を欠く昇格組だが、柿谷曜一朗や杉本健勇らを擁するC大阪の攻撃陣には警戒が必要。日本代表MF山口蛍や韓国代表GKキム・ジンヒョンら各ポジションにタレントが揃い、油断はできない。C大阪にとっては2季ぶりのJ1復帰戦。待ちわびたサポーターの大声援も手ごわい敵になりそうだ。(totoONE編集部)

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