FWクリスティアーノ・ロナウド(右)が善戦した鹿島を称賛した [写真]=Getty Images
18日に行われたFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016決勝、レアル・マドリードは延長戦の末に鹿島アントラーズを4-2で下し、2シーズンぶりにクラブ世界一の座に輝いた。
この試合、開始わずか9分でFWカリム・ベンゼマのゴールにより先制したレアル・マドリードだったが、44分および52分とハーフタイムをまたいで鹿島のMF柴崎岳に連続ゴールを浴びてしまう。しかし、逆転を許したチームは、それまで精彩を欠いていた大黒柱のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが奮起。60分にスペイン代表FWルーカス・バスケスが獲得したPKを決めて同点に追い付くと、延長戦に入り98分および104分と連続ゴールを決めて粘る鹿島に引導を渡した。
最終的には貫録勝ちしたものの、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが提示されかけた2枚目のイエローカードを免れるなど、幸運にも味方された感のあったレアル・マドリード。エースにふさわしい決定力を発揮して、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたC・ロナウドは、鹿島の予想を上回るレベルの高さに驚きを見せながらも、苦労して得た勝利に満足感を表した。
「鹿島があれほど良いプレーをするとは予想していなかった。とても良いチームだよ。しかし、僕たちもしっかりとプレーした。苦しい試合だったが、決勝とはそういうものであり、耐えるところは耐えなければならない。これは僕たちが熱望していたトロフィーだ。期待していた通り最高の形で1年を締めくくることができ、チームの皆が喜んでいる」
C・ロナウドはまた、レアル・マドリードでのチャンピオンズリーグ制覇およびポルトガル代表でのユーロ2016制覇に加え、個人的にもバロンドール(世界年間最優秀選手)を受賞するなど偉業続きだった2016年を有終の美で飾れたことに喜びを爆発させた。
「今年は夢のような1年だった。とりわけ今週はバロンドール受賞にクラブワールドカップ制覇と幸せいっぱいの1週間になった。レアル・マドリードに世界一のタイトルをもたらすハットトリックを決められるとは想像していなかったけれども、完璧な1年の締めくくりとなった。仲間のサポートがなければこんなことは不可能なので、チームメイトに改めて感謝したい」
By WOWOW