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C大阪が3年ぶりJ1復帰! 昇格PO決勝で岡山を撃破、昨季の雪辱を晴らす

2016.12.04

J1昇格プレーオフ決勝で岡山を下したC大阪 [写真]=AMA/Getty Images

 J1昇格プレーオフ決勝が4日に行われ、セレッソ大阪ファジアーノ岡山が対戦した。

 2016明治安田生命J2リーグ3位から6位の4クラブによって争われるJ1昇格プレーオフ。11月27日に行われた準決勝では、同3位の松本山雅FCと同6位の岡山、同4位のC大阪と同5位の京都サンガF.C.が対戦した。クラブ史上初のプレーオフとなった岡山は、後半アディショナルタイムにFW赤嶺真吾が劇的な勝ち越し点を奪い、2-1と松本を撃破。一方のC大阪はFW柿谷曜一朗の貴重な先制点で京都と1-1のドローに持ち込み、決勝へ駒を進めてきた。


 昨年はこのJ1昇格プレーオフ決勝でアビスパ福岡に敗れて悔しい思いをしたC大阪。リーグ戦の勝ち点で岡山を上回るため、引き分けでもJ1昇格が決まる一戦には京都戦と同じ先発メンバーで臨み、柿谷、MF山口蛍らが名を連ねた。対する岡山は、松本戦から1人を入れ替え、赤嶺、MF矢島慎也らに加え、FW豊川雄太がスタメンに入った。

 舞台はC大阪のホーム・キンチョウスタジアム。2日にはチケット完売が発表され、スタンドは満員のサポーターで埋め尽くされた。試合前にはシャペコエンセ(ブラジル1部)の選手たちを乗せた飛行機が墜落した事故を受けて、黙とうが実施された。

C大阪でプレー経験のあるFWケンペスの死を偲び、献花台が設けられた [写真]=AMA/Getty Images

C大阪でプレー経験のあるFWケンペスの死を偲び、献花台が設けられた [写真]=AMA/Getty Images

 試合は立ち上がり、ホームのC大阪がボールを持つ展開。C大阪は13分、敵陣中央で獲得したフリーキックを柿谷がソウザにつなぐ。ドリブルで持ち込んで相手DF1人をかわしてミドルシュートを放ったが、ゴール左に大きく外れた。

 攻めるC大阪は27分、左サイド丸橋祐介からのクロスのこぼれ球をエリア付近中央の柿谷が拾う。ソウザに横パスでつなぐと、相手DF1人をかわして左足を振り抜く。ボールは枠を捉えたが、GK中林洋次がセーブした。

 岡山は37分、セットプレーからチャンスを作る。左CKから伊藤大介が右足でクロスを供給すると、ニアサイドの岩政大樹が強烈なヘディングシュート。ボールはゴール左に逸れ、枠を捉えることはできなかった。前半はこのまま終了し、スコアレスで折り返した。

 後半に入って47分、左サイドでボールを受けた矢島が相手DF2人を引きつけて、エリア内左に走り込んだ三村真にラストパス。左足で強烈なシュートを放ったが、GKキム・ジンヒョンが好セーブで弾き出した。

 勢いに乗る岡山は49分、左サイドの片山瑛一が左足でクロスを供給。エリア内中央で豊川が頭で合わせたが、GKキム・ジンヒョンがキャッチした。

 後半立ち上がり押し込まれていたC大阪が、セットプレーから先制に成功する。52分、右CKから丸橋が左足でクロスを入れると、ファーサイドでソウザが競り合う。ゴール前にこぼれたボールに清原翔平が反応し、倒れ込みながら左足で押し込んだ。

 J1昇格には2点が必要となった岡山は選手交代で流れを変えようとする。72分に関戸健二に代えて藤本佳希、78分には三村に代えて酒井宣福を投入した。

 85分にはC大阪がカウンターからチャンスを迎える。山口が右サイドを抜け出すと、中の様子をよく見て右足でクロス。エリア内でフリーになっていたソウザが頭で合わせたが、枠を捉えることができなかった。

 終盤は岡山が押し込む展開が続いたが、試合はこのまま終了。1-0でC大阪が勝利を収め、3年ぶりとなるJ1昇格を決定した。敗れた岡山は1点が遠く、クラブ初のJ1昇格を果たすことができなかった。

【スコア】
セレッソ大阪 1-0 ファジアーノ岡山

【得点者】
1-0 52分 清原翔平(C大阪)

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