松本、痛恨の黒星でJ1自動昇格に暗雲…町田に競り負け3位転落

中島裕希

先制点を挙げた町田FW中島裕希(中央) ©J.LEAGUE PHOTOS

 2016明治安田生命J2リーグ第41節が12日に行われ、FC町田ゼルビアと松本山雅FCが対戦した。

 2位の松本は前節の東京ヴェルディ戦を2-0で制して3連勝を飾り、首位の北海道コンサドーレ札幌に勝ち点で並んだ。今節は他会場の結果次第で昇格が決まる可能性もある重要な一戦となる。

 試合は立ち上がりの12分に町田が先制する。左サイドを突破した谷澤達也が左足でクロスを上げると、ファーサイドの中島裕希がボレーシュートで合わせた。これが相手DFに当ってゴールに吸い込まれ、ホームの町田がリードを奪った。

 その後も町田がペースを握り、2度にわたってクロスバーを叩くチャンスを作ったが、なかなか追加点を奪うことができない。このまま1点のリードで終わるかと思われた前半アディショナルタイム1分、左サイドを谷澤がドリブルで突破してクロスを供給すると、ファーサイドの中島が折り返し、最後は仲川輝人が押し込んで追加点を奪った。

 後半に入ると松本も反撃を見せる。66分、左サイドから喜山康平、石原崇兆とつなぎ、最後は高崎寛之がゴール左上に決めて1点を返した。しかし、最後まで松本は追いつくことができず、2-1で町田が勝利を収めた。松本は札幌との勝ち点差が再び3に広がっただけでなく、3位の清水が勝利したため、清水と入れ替わりで3位に転落。痛恨の敗戦となってしまった。

 20日に行われる最終節で、町田は敵地で愛媛FCと、松本はホームで横浜FCと対戦する。

【スコア】
町田 2-1 松本

【得点者】
1-0 12分 中島裕希(町田)
2-0 45+1 仲川輝人(町田)
2-1 66分 高崎寛之(松本)

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