内村圭宏(13番)の劇的ゴールを喜ぶ都倉賢(中央)たち ©J.LEAGUE PHOTOS
2016明治安田生命J2リーグ第41節が12日に行われ、ジェフユナイテッド千葉と北海道コンサドーレ札幌が対戦した。
首位の札幌は前節の徳島ヴォルティス戦を1-2で落とし、2位松本山雅FCに勝ち点で並ばれてしまった。3位清水エスパルスも勝ち点3差に迫っており、この試合で敗れると他会場の結果次第ではJ1自動昇格圏外の3位に転落する可能性もある。一方、すでにJ1昇格プレーオフ出場の可能性が潰えた千葉。来季を見据えていい形でシーズンを終えたい。
試合は0-0で迎えた31分にホームの千葉が先制する。中盤でボールを持った井出遥也がミドルシュートを放つと、GKク・ソンユンが弾いたところを町田也真人が詰めてゴールネットを揺らした。
札幌は後半もなかなか同点に追いつけないでいたが、71分に右サイドでFKのチャンスを獲得する。福森晃斗がクロスを入れると、エースの都倉賢がヘディングでゴール右に決め、同点に追いついた。
さらに後半アディショナルタイム5分、河合竜二が最終ラインからロングボールを蹴ると、相手最終ラインの裏に抜け出した内村圭宏がダイレクトボレーでゴール左に決め、逆転に成功した。このまま試合終了を迎え、札幌が劇的な逆転勝利。これで札幌は5年ぶりのJ1昇格に王手をかけた。
20日に行われる最終節で、千葉は敵地でカマタマーレ讃岐と、札幌はホームでツエーゲン金沢と対戦する。
【スコア】
千葉 1-2 札幌
【得点者】
1-0 31分 町田也真人(千葉)
1-1 71分 都倉賢(札幌)
2-1 90+5分 内村圭宏(札幌)
By サッカーキング編集部
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