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大分FW高松大樹、35歳で現役引退 クラブ初の代表選出、アテネ五輪出場

2016.11.08

現役引退を発表した大分FW高松大樹 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 大分トリニータは8日、元日本代表FW高松大樹が現役を引退すると発表した。

 高松は1981年生まれの35歳。多々良学園高校から2000年に大分へ加入した。2002年にJ2制覇とJ1昇格を果たしたチームの中で出場機会を伸ばし、2008年にはヤマザキナビスコカップを制覇。決勝の清水エスパルス戦でゴールを決め、タイトル獲得に大きく貢献した。2011年にFC東京への期限付き移籍を経験した後、翌2012年に大分へ復帰。今シーズンのJ3を含めて、J1からJ3までの各カテゴリーで計16シーズン、大分の一員としてプレーした。


 また高松は年代別の日本代表に選出され、2004年にはアテネ・オリンピックに出場。2006年から2007年にかけては日本代表にも招集されている。

 2016年11月8日時点での高松のキャリア通算の出場記録は、リーグ戦364試合出場75ゴール(J1は195試合出場45ゴール、J2は162試合出場29ゴール、J3は7試合出場1ゴール)、ヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)で25試合出場8ゴール、天皇杯で17試合出場4ゴールとなっている。

 大分は高松について「2008ヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)決勝戦でのゴールなど数々のゴールでクラブの歴史を築き、ミスタートリニータの愛称で親しまれてきました。また、クラブ初のオリンピック代表、日本代表にも選ばれています」と、功績を称えている。

 なお高松は、今月13日に大分銀行ドームで行われる明治安田生命J3リーグ第29節、Y.S.C.C.横浜戦後に挨拶をする予定となっている。

 大分は現在、J3リーグ第28節終了時点で2位につけている。首位の栃木SCとは3ポイント差。J2への自動昇格を果たすべく、残り2試合での逆転を目指す。引退を決断した“ミスタートリニータ”の花道を飾ることはできるだろうか。

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