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熊本、約3カ月ぶりのうまスタ開催試合は黒星…山口復帰のC大阪が5発大勝

2016.07.03

熊本は約3カ月ぶりにうまかな・よかなスタジアムで試合を行った ©J.LEAGUE PHOTOS

 2016明治安田生命J2リーグ第21節が行われ、ロアッソ熊本セレッソ大阪が対戦した。

 4月の熊本地震発生以来、約3カ月ぶりにうまかな・よかなスタジアムでホームゲームを開催することとなった熊本。5戦負けなしと調子を上げてきている中、前節のFC岐阜戦で決勝ゴールを挙げたMFキム・テヨンやFW清武功暉らが先発出場を果たした。対するC大阪は現在4連勝中と好調をキープしている。ハノーファーから復帰となったMF山口蛍がスタメン起用されたほか、FW杉本健勇やFWリカルド・サントスらが先発に名を連ねた。


 試合開始8分、早くも試合が動く。熊本がCKを獲得すると、清武の上げたクロスボールを園田拓也が右足で折り返す。これに中央で待ち構えていた薗田淳が頭からボールに飛び込み、ネットへ突き刺した。

 しかし直後の13分、セレッソが同点に追いつく。CKのチャンスに杉本が右足で合わせると、清原翔平がシュートコースを変え、ゴールへ流し込んだ。

 25分、熊本は薗田がエリア内でリカルド・サントスを後ろから倒し、PKを献上。薗田にはレッドカードが提示された。C大阪はこのビッグチャンスを、ブルーノ・メネゲウがきっちりと決め、逆転に成功した。

 さらに勢いに乗るC大阪は35分、敵陣中央でボールを持ったブルーノ・メネゲウがスルーパスを供給すると、これにリカルド・サントスが反応。GKとの1対1を迎え、そのまま左足でシュートを放つと、これはポストに弾かれるが、こぼれ球を自ら押し込み、追加点をあげた。このままC大阪がリードしてハーフタイムを迎える。

 後半に入ってもC大阪がボールを支配する時間が続く。すると64分、ピッチ中央で横パスを受けた杉本が右足でミドルシュート。これがゴール右下へ吸い込まれ、C大阪がリードを3点に広げる。

 劣勢の熊本は66分、岡本賢明に代え、巻誠一郎を投入した。

 それでもC大阪の流れは変わらない。76分、途中出場の関口訓充からボールを受けた山口がエリア外から右足を振りぬく。しかしこれは枠の右へ外れた。

 1点でも返したい熊本は80分、ピッチ中央でFKを獲得すると、清武が直接ゴールを狙うが、シュートは枠を外れた。

 87分には左サイドを駆け上がった上原拓郎がクロスを供給するが、エリア内の巻には合わず。逆にC大阪のリカルド・サントスが後半アディショナルタイムにダメ押しの5点目を決めた。直後に試合はタイムアップ。1ー5でC大阪が勝利した。大勝を収めたC大阪は、5連勝を達成。熊本は約3カ月ぶりのうまかな・よかなスタジアム開催ゲームを勝利で飾ることはできなかった。

 次節、C大阪は9日にホームで北海道コンサドーレ札幌と、熊本は10日に敵地で清水エスパルスと対戦する。

【スコア】
ロアッソ熊本 1ー5 セレッソ大阪

【得点者】
1-0 8分 薗田淳(熊本)
1-1 13分 清原翔平(C大阪)
1-2 27分 ブルーノ・メネゲウ(PK)(C大阪)
1-3 35分 リカルド・サントス(C大阪)
1-4 64分 杉本健勇(C大阪)
1-5 90分+1分 リカルド・サントス(C大阪)

By サッカーキング編集部

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