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13分で3発の浦和、2点差逆転で6試合ぶり勝利…FC東京を撃破

2016.06.22

浦和レッズとFC東京が対戦した

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第13節未消化分が22日に行われ、浦和レッズFC東京が対戦した。

 浦和は8勝3分け4敗の勝ち点27で暫定3位。リーグ戦は3連敗中、5試合勝ちなしと苦しんでいる。18日の第16節サンフレッチェ広島戦では2-4と完敗を喫した。5連戦の4試合目、中3日で迎える今節はMF柏木陽介が先発メンバーに復帰。DF遠藤航やFW興梠慎三らも先発出場した。


 一方のFC東京は最近6試合負けなしながら、3試合連続引き分けと足踏みが続いている。2003年以来勝利のない“鬼門”埼玉スタジアムでの一戦、前線にはFWムリキとFWネイサン・バーンズが並び、DF森重真人やMF橋本拳人らが先発メンバーに名を連ねた。

 立ち上がりから浦和がボールポゼッション率を高めていくが、均衡を破ったのはアウェーのFC東京だった。13分、敵陣で相手のパスをカットし、カウンターを発動。ネイサン・バーンズが持ち込み、ラストパスに反応したムリキが右足ダイレクトでゴール右隅へ決めた。ムリキのJ1初ゴールでFC東京が先制に成功した。

 ビハインドを負った浦和はペナルティーエリア内でこぼれ球に反応した武藤雄樹がGK秋元陽太をかわしてシュートを放ったが、ライン上でカバーに入った森重にスライディングで阻まれ、同点ゴールとはならなかった。

 すると31分、次のゴールもFC東京のものだった。ネイサン・バーンズがペナルティーエリア手前でドリブルを仕掛け、相手DFのプレスからこぼれたボールに橋本が反応。最終ラインの背後に抜け出し、右足シュートでゴールネットを揺らした。FC東京がリードを2点に広げ、ハーフタイムを迎えた。

 後半も浦和がボールポゼッション率を高めて敵陣に押し込み、FC東京がカウンターで応戦する展開となった。57分にはムリキがペナルティーエリア右側に抜け出して右足を一閃。強烈なシュートはGK西川周作の手を弾き、左ポストに阻まれた。対する浦和はチャンスを作ってシュートを重ねていったが、GK秋元の好守もあってゴールネットを揺らすことができない。

 浦和は58分に駒井善成、63分に梅崎司を投入して打開を図る。すると66分、右サイド深くから興梠がクロスを上げ、中央で待っていた槙野智章が打点の高いヘディングシュートを決めた。浦和が1点差に迫った。

 なおも攻勢をかける浦和は72分、右サイドへの浮き球のパスからゴール前へ展開し、興梠のポストプレーに槙野が反応。ペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを突き刺し、2-2の同点に追いついた。

 そして分、浦和がついに逆転に成功する。波状攻撃を仕掛けてゴール前に押し込み、こぼれ球に反応した阿部勇樹が右足を一閃。強烈なシュートはクロスバーを直撃したが、跳ね返りを李忠成が押し込んだ。浦和が3-2と2点差をひっくり返した。

 試合は3-2で終了。13分間で3ゴールを挙げた浦和が逆転でFC東京を破り、6試合ぶりの勝利を収めた。浦和のリーグ戦での勝利は5月8日の第11節大宮アルディージャ戦以来で、同月12日に筆頭株主の三菱自動車工業が横浜F・マリノスの親会社である日産自動車との資本業務提携を発表してからは初めての白星。浦和は勝ち点30でファーストステージ3位が確定した。第17節は25日、ヴィッセル神戸とホームで対戦。一方のFC東京は4戦勝ちなしとなった。第17節は25日、横浜FMとアウェーで対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 3-2 FC東京

【得点者】
0-1 13分 ムリキFC東京
0-2 31分 橋本拳人FC東京
1-2 66分 槙野智章浦和レッズ
2-2 72分 槙野智章浦和レッズ
3-2 78分 李忠成(浦和レッズ


By サッカーキング編集部

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