逆転ゴールを挙げた遠藤康(中央)をチームメイトが祝福 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第16節が18日に行われ、ヴィッセル神戸と鹿島アントラーズがノエビアスタジアム神戸で対戦した。
リーグ戦15試合を終えて5勝5分け5敗、勝ち点20で暫定9位の神戸は5試合勝ちなし、3試合連続で引き分けと足踏みが続いている。ステージのホーム最終戦となる今節はFWレアンドロとFWペドロ・ジュニオールが前線に並び、中盤にはMF田中英雄やルーキーのMF小林成豪らが入った。
一方、10勝3分け2敗の勝ち点33で暫定2位の鹿島。首位の川崎フロンターレとは勝ち点差「1」で、ステージ優勝に向けて残り2試合での逆転を目指す。先発メンバーは前節の浦和レッズ戦と同じ11名で、最終ラインにはDF昌子源やDF植田直通ら、中盤にはMF柴崎岳やMF小笠原満男らが並んだ。前線ではFW金崎夢生とFW土居聖真が2トップを組む。
序盤は互いに静かな展開で、シュートへ持ち込む場面が少ない状況で推移した。神戸はセットプレーに活路を見出し、フリーでヘディングシュートを放つチャンスを増やしていく。そして24分、右CKから北本久仁衛が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。ホームの神戸が先制に成功した。
対する鹿島はなかなか前線でボールが収まらず、劣勢を強いられる。しかし45分、ペナルティーエリア右側で金崎とのワンツーに反応した土居が右足シュートを決め、同点に追いついた。1-1でハーフタイムを迎えた。
そして後半立ち上がり、50分に鹿島が逆転に成功する。左サイドからのクロスに遠藤康が飛び込み、左足で押し込んでゴールネットを揺らした。
鹿島は以降も攻勢をかけるが、追加点を奪うことはできない。神戸は69分、小林がドリブル突破からミドルシュートを放ったが、枠のわずか右に外れた。
試合終盤は神戸が攻勢をかけたが、同点ゴールを奪うことができなかった。試合は2-1で終了。鹿島が5連勝で勝ち点を「36」に伸ばした。同34で今節を迎えた川崎がアビスパ福岡と引き分けたため、鹿島が首位に浮上。次節は25日、優勝を懸けて福岡をホームに迎える。一方の神戸は次節、浦和レッズとのアウェーゲームに臨む。
【得点者】
1-0 24分 北本久仁衛(ヴィッセル神戸)
1-1 45分 土居聖真(鹿島アントラーズ)
1-2 50分 遠藤康(鹿島アントラーズ)