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【予想スタメン】相性面で優位に立つアウェー甲府、去就に注目が集まるエースは昨季仙台戦で4発を記録

2016.06.17

昨季の仙台戦3試合で4ゴールを決めている甲府FWクリスティアーノ [写真]=Getty Images

2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第16節
6月18日 19:00 ベガルタ仙台 vs ヴァンフォーレ甲府(@ユアテックスタジアム仙台)

ベガルタ仙台 リーグ戦3連勝中で勢い十分、今節はDF渡部博文が出場停止のため連係面にやや不安

 ベガルタ仙台はここ2年、甲府の堅守に手こずる試合が多く、2013年のJ1第18節を最後に勝利がない。特に今季は攻撃を強化しながらチームを作っているために、いかにして甲府の守備を破るかが問われる。


 また、守備面でも注意すべきことがある。まず、渡部博文が累積警告により出場停止となる。これまでにセンターバックを務めたことがある大岩一貴が中央にスライドし、彼の抜けた右サイドバックには蜂須賀孝治が入る形が濃厚だが、カウンター対策など連係をしっかり確認したいところ。また、甲府の攻撃の中心であるクリスティアーノは、柏レイソル所属時代の昨季に、天皇杯準々決勝で仙台を相手にして直接FKでハットトリックを記録したことがある。この“飛び道具”にも警戒したい。

 仙台はリーグ戦3連勝中で7得点を記録した攻撃をさらに磨くことで、相手を押し込んでカウンターのチャンスも与えない試合運びをしたいところ。そのためには攻撃手段を多く持つ必要があるが、そのアイディアをもたらす存在としては水野晃樹に期待したい。途中出場が多いが、彼が左右両足から繰り出す多様なクロスや、相手を抜き去るドリブルは間違いなく大きな武器になるだろう。何より、甲府は水野にとって古巣だ。また、トップチームに続くように、12日にはJサテライトリーグで若手中心のチームが鹿島アントラーズを1-0で破った。彼らがチーム力を底上げすることによって、さらに勢いが生まれることにも期待したい。(totoONE編集部)

■仙台予想スタメン
4-4-2
GK
六反勇治
DF
蜂須賀孝治
大岩一貴
平岡康裕
石川直樹
MF
奥埜博亮
富田晋伍
三田啓貴
梁勇基
FW
野沢拓也
ハモン・ロペス

ヴァンフォーレ甲府 前節はリーグ戦9試合ぶりの白星、仙台本拠地では3年間負けなしと好相性

 9試合ぶりに勝利したリーグ戦第16節のアビスパ福岡戦は、実に開幕戦以来となる無失点ゲーム。最終ラインでプレーした橋爪勇樹が「ワンプレーごとに細かくポジションを変えたり、ライン上げたりした。当たり前のことを当たり前に、小マメにずっとやり続けることで、守備は強固になる」と言うように、リーグ最多失点のチームに光明の差し込む一戦となった。今節も土屋征夫、山本英臣は欠場が濃厚。前節と大きくスタメンは変わらない見込みの中、「福岡戦にしっかり勝てたことは良かったけど、続かないといけない。ここで大敗するようなら、勝った意味がなくなってしまう」(河田晃兵)ことは、誰もが認識している。

 現在リーグ戦3連勝中の仙台について、佐久間悟GM兼監督は「規律正しく迷いなく連動している。中でも、ハモン・ロペスのカウンター、梁勇基の構成力、奥埜博亮の飛び出しには注意が必要」と、警戒を強める。

 反対に、仙台サイドから最も警戒されるのは、間違いなくクリスティアーノだ。何せ昨季は仙台戦3試合4ゴール。12月の天皇杯準々決勝では、FK3発でのハットトリックという離れ業をやってのけたのだ。

 そのクリスティアーノへ、柏から獲得オファーが届いたことが判明。その去就に注目が集まる中、本人は「モチベーションはいつも高い。去年だって9月の段階で、レイソルと契約を更新しないことが決まっていたけど、その後も多くのゴールを決めてきた。FKの調子も良いよ」と、目の前の試合に集中する。ここ3年間、1勝2分と負けのないユアテックスタジアム仙台で、ひとまず周囲の喧騒を忘れるくらいの、エースの大活躍を期待したい。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
5-4-1
GK
河田晃兵
DF
田中佑昌
橋爪勇樹
畑尾大翔
新里亮
松橋優
MF
ビリー・セレスキー
黒木聖仁
稲垣祥
クリスティアーノ
FW
チュカ

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