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宇佐美が決勝弾、G大阪がホームで完封勝利…浦和は優勝遠のく痛恨の連敗

2016.06.15

先制点を決めた宇佐美貴史(左) [写真]=清原茂樹

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第10節未消化分が15日に行われ、ガンバ大阪浦和レッズが市立吹田サッカースタジアムで対戦した。

 14試合を終えて6勝2分け6敗、勝ち点20で暫定8位のG大阪は、11日の第15節で湘南ベルマーレと対戦し、3-3と引き分け。ホームで勝ち切ることができなかった。中3日で迎える今節はFWアデミウソンが1トップを務め、左サイドにはFW宇佐美貴史、トップ下にはMF遠藤保仁が入った。


 一方、8勝3分け2敗の勝ち点27で暫定3位の浦和。11日の第15節では鹿島アントラーズとの上位対決で0-2と敗れた。2試合未消化時点ながら、首位の川崎フロンターレとの勝ち点差は「7」に開き、自力優勝の可能性が消滅。中3日で迎えるアウェーゲームでは先発メンバーを大幅に入れ替え、FWズラタンやMF石原直樹、MF関根貴大、DF加賀健一らがピッチに立った。

 平日開催ながら3万名に迫る観客が足を運んだ注目の一戦。均衡を破ったのはホームのG大阪だった。8分、自陣からのカウンターで遠藤保のパスに反応したアデミウソンが敵陣へ抜け出すと、ペナルティーエリア右側で鋭い切り返しを見せる。対応した相手DFを2人かわしたアデミウソンは左側のスペースへラストパス。走り込んでいた宇佐美が右足ダイレクトで押し込み、ゴールネットを揺らした。宇佐美は2試合連続ゴールを記録した。

 G大阪がファーストシュートで先制に成功した後は、両チームともになかなかチャンスを作り出すことができない。38分にはG大阪の丹羽大輝がシュートを放ち、ゴールライン際でこぼれ球に反応した遠藤保が詰めたが、左サイドを直撃。追加点とはならなかった。前半は互いにシュート2本ずつに終わり、1-0でハーフタイムを迎えた。

 後半は立ち上がりからG大阪が攻勢をかけ、宇佐美のドリブルシュートや阿部浩之のミドルシュートなどでゴールを脅かす。対する浦和は57分に興梠慎三、58分に武藤雄樹を投入して打開を図った。

 浦和は67分、左サイドからの攻撃で関根のパスを受けた柏木陽介が左足で狙ったが、GK東口順昭のファインセーブを阻まれて同点ゴールとはならなかった。75分には左サイドを縦に突破した武藤の折り返しに李忠成が詰めたものの、枠の右へ。敵陣へ押し込む時間は増えたが、ゴールネットを揺らすことができない。

 すると78分、G大阪が決定機を迎える。左サイド深くから藤春廣輝が折り返すと、遠藤保がフリーでシュート。追加点が決まったかに思われたが、クロスバーを直撃した。

 終盤は互いにオープンな展開となってゴール前での攻防が増えたが、5分と表示されたアディショナルタイムにも得点が生まれることはなかった。

 試合は1-0で終了。3試合ぶりの勝利で勝ち点を23に伸ばしたG大阪は次節、18日にサガン鳥栖とアウェーで対戦する。ファーストステージ優勝が遠のく痛恨の2連敗、4戦勝ちなしとなった浦和は次節、サンフレッチェ広島とのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
ガンバ大阪 1-0 浦和レッズ

【得点者】
1-0 8分 宇佐美貴史ガンバ大阪

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