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【予想スタメン】磐田vsFC東京は“新旧エース対決”に注目…前田遼一はJ1通算150得点に王手

2016.06.10

磐田のエースとして活躍するFWジェイ(左)、プロ入りから15年間磐田でプレーしたFC東京FW前田(右) [写真]=Getty Images

ジュビロ磐田 ナビスコ杯でジェイが復活弾、故障者相次ぐGKには高卒2年目の志村が抜てきか

 2013年以来のエコパスタジアムでのホーム戦は、“新旧エース対決”に注目だ。磐田を3季ぶりのJ1復帰に導いた元イングランド代表FWジェイと、長年磐田の中心選手として活躍したFC東京の元日本代表FW前田遼一。初対戦となる2人のどちらが、チームを勝利に導くだろうか。


 左足を負傷していたジェイは復帰2戦目となった5日のナビスコ杯第7節の名古屋グランパス戦で、約2カ月ぶりの得点を記録。シュートも5本放つなど調子は上向きだ。キリンカップサッカー2016決勝で日本代表デビューを飾ったトップ下の小林祐希とのコンビで、相手の堅守を切り崩したい。

 J1通算150得点に王手をかけた前田を封じることは、磐田が勝つための最低条件。4月末のサンフレッチェ広島戦から無失点試合はなく、失点の多さは気掛かりだ。ただ、センターバックの大井健太郎と森下俊は磐田でプロ生活をスタートし、若い頃に前田とともに練習した間柄。相手の長所も短所も熟知しているディフェンス陣の奮起に期待したい。

 松井大輔や清水貴文らがけがで離脱するなど、故障者が相次ぐ。深刻なのはGK陣。足の付け根に痛みを覚えたカミンスキー、腰を痛めた八田直樹は別メニュー調整を余儀なくされている。先発は高卒2年目の志村滉が濃厚だが、経験の少なさに不安が残る。

 公式戦は2連敗中。悪い流れを断ち切るためにも、チーム一丸で勝利を目指す。(totoONE編集部)

■磐田予想スタメン
4-5-1
GK
志村滉
DF
小川大貴
大井健太郎
森下俊
中村太亮
MF
山本康裕
宮崎智彦
太田吉彰
小林祐希
アダイウトン
FW
ジェイ

FC東京 守備は安定も攻撃力は伸び悩む、前田遼一は2戦連発で記録達成なるか

 リーグ戦第14節は、前田遼一がFKのチャンスを生かして得点。高いボール保持率を誇り、パスサッカーを展開するガンバ大阪に対して、前線からのプレスや切り替えの早さで上回り、躍動感のあるサッカーで勝ち切った。この結果、5月はリーグ3試合連続で無失点に抑え、戦績もようやく五分とした。ハイプレスをかけて相手のボールを奪い、ショートカウンターにつなげる場面と、我慢すべき時間帯を粘り強く凌ぎ切る、そのメリハリが共通意識として浸透してきた成果だと言えるはずだ。ただし、総得点は「11」と、リーグワースト3位であるため、今後は得点力のアップが課題となる。

 今節は、中盤のキーマンともいえる米本拓司が出場停止。また、日本代表の森重真人と丸山祐市がチームに復帰後、練習試合や戦術トレーンングは非公開で行われた。そのため、先発に関しては不確定要素が多いが、橋本拳人がインサイドハーフを務め、小川諒也が左サイドバックを、徳永悠平が右に回る可能性もあるだろう。

 磐田は今季の昇格組だが、「ジェイを中心にした攻撃力はリーグ屈指」と城福浩監督。その磐田に対して、前節に見せたような攻守にアグレッシブな姿勢と、準備してきたことが発揮できなければ、アウェーで勝利をつかむことは難しくなる。得点力においては、古巣との対戦となる前田の連続弾に期待をかけたいところだ。

 なお、FC東京はACLの影響で、今節から1stステージ最終節まで中2~3日での5連戦となる。まずは今節に勝利し、弾みをつけたい。(totoONE編集部)

FC東京予想スタメン
4-5-1
GK
秋元陽太
DF
橋本拳人
吉本一謙
丸山祐市
徳永悠平
MF
高橋秀人
水沼宏太
羽生直剛
田邉草民
東慶悟
FW
前田遼一


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