2016.05.22

柏に8000人超の“熊本サポーター”が集結…明治安田生命の鈴木会長も“絆”を実感

鈴木伸弥
柏で開催された熊本のホーム戦に訪れた明治安田生命の鈴木伸弥取締役会長 [写真]=浦正弘
Kota Minato

 2016明治安田生命J2リーグ第14節が22日に開催され、ロアッソ熊本水戸ホーリーホックと対戦。震災の影響で本拠地うまかな・よかなスタジアムを使用できない熊本は、千葉県柏市にある日立柏サッカー場にて活動再開後初となるホームゲームを行った。



ロアッソ熊本

日立柏サッカー場で行われた熊本ホーム戦の試合前には黙祷が捧げられた [写真]=浦正弘

 試合には熊本や水戸のサポーターだけではなく、スタジアムを提供した柏レイソル、周辺の浦和レッズや栃木SCなどのサポーターも観戦に訪れた。ホームタウンから大きく離れた千葉県でのホーム戦ながら大きな後押しを受けた熊本は、リーグ復帰後初白星を目指して健闘したものの、81分に水戸FW三島康平にゴールを許して0-1で敗戦。惜しくも熊本地震後の初勝ち点を手にすることはできなかった。

 試合後には、5年前に東日本大震災を経験した水戸のサポーターが「ロアッソ熊本」コールで支援を示すと、熊本サポーターも感謝のコールで返答。さらに本拠地を貸してくれた柏への感謝のコールも忘れず、サポーター同士の絆を物語った。

「熊本のチームを直接応援したい」という思いで試合へ足を運んだJリーグのタイトルパートナーである明治安田生命保険相互会社の鈴木伸弥取締役会長は、サッカーファミリーの絆を目の当たりにしたことで「すごく感動的」と試合を振り返った。

「(今日の試合を見て)サッカーを通じた地域貢献というJリーグや我が社の考えと一緒になっているところが一番いいところだなと思った。お客さんの表情とかを見て、今日はそれをまさに実感しました。首都圏で熊本のホームゲームを開催したことはとても意味がある。とりわけ発信力の強い首都圏で試合をできたのはいいこと。ここから全国に発信していければ」

鈴木伸弥

明治安田生命から鈴木会長(写真)に加えて役員7〜8人と職員約200名が試合観戦に訪れたという [写真]=浦正弘

 明治安田生命保険相互会社は、Jリーグの理念でもある「地域密着」を掲げ、47都道府県に約1000の営業拠点を構えるネットワークを生かして、Jリーグ全53クラブをスポンサードしている。被災した熊本県にも支社を構えており、「熊本支社には従業員が550名弱いますが、全壊半壊が合わせて30名弱。まだ車中泊の人もいる」という。そう明かした鈴木会長の支援への思いは強く、今後も「地域密着」の強みを活かした全力サポートを誓った。

「熊本だけでなく全国の支社やクラブで、熊本を盛り上げて応援していきたい。一緒に復興していきたいし、全力でサポートしていきたいと思う」

 熊本は次節、28日に兵庫県のノエビアスタジアム神戸でFC町田ゼルビアとのホームゲームを行う。柏での試合後、「全国の支社を通じて、熊本のホームゲームをサポートしていきたい」と力強く語った鈴木会長が「今こそ全国の仲間が支援をするとき」というように、神戸で行われる次のホームゲームでもサッカーファミリーの“絆”が繋がっていく。

文=湊昂大

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