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【予想スタメン】守備陣に離脱者多数の柏、因縁深い敵将率いる福岡との一戦に臨む

2016.05.20

福岡の井原監督は柏で約6年間、ヘッドコーチなどを務めていた [写真]=Getty Images

柏レイソル 若手の台頭で戦力アップ、離脱者多数も7戦5発と好調のエースに期待

 リーグ戦の連勝が「5」で止まり、ここ2試合は1分1敗。ナビスコ杯を含めると公式戦3試合白星なしと、一時期の勢いに陰りが見られる。さらに、中村航輔をU-23日本代表で、中山雄太をU-19日本代表でそれぞれ欠き、山中亮輔が負傷離脱中。4月から5月にかけての快進撃を支えてきた選手たちが離れているのは少々痛手ではある。


 しかし、多くの若手が一気に台頭したことで選手層は厚みを増し、前節のサンフレッチェ広島戦は8選手を入れ替え、18日のナビスコ杯では広島戦から10人を入れ替えるなど、下平隆宏監督のメンバー選考の選択肢はこの2カ月間で一気に膨れ上がっている。

 先日のナビスコ杯第5節で終始、アルビレックス新潟を押し込み数多くの決定機を作りながらそのチャンスを生かせず、逆にミスと守備の連係の乱れが発生して1-2で敗れた。中2日という短い時間で、その課題がどこまで修正できるかが重要になるが、直近の公式戦7試合で5得点と好調を維持するディエゴ・オリヴェイラがスタメン復帰濃厚なため、攻撃には従来の迫力が戻る可能性がある。さらに、守備面でも成長著しい弱冠20歳のDF中谷進之介が、2年前のルーキーイヤーに居残り練習で指導を受けた当時の柏のヘッドコーチで、現在は福岡を率いる井原正巳監督に「成長した姿を見せることが恩返し」と意気込んでいる。中谷とウェリントンのマッチアップは注目だ。

 上位陣に食らいつくためにもここで勝利を収め、再び連勝へ向かうきっかけをつかみたい。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
4-4-2
GK
桐畑和繁
DF
湯澤聖人
鎌田次郎
中谷進之介
輪湖直樹
MF
伊東純也
小林祐介
秋野央樹
武富孝介
FW
ディエゴ・オリヴェイラ
中川寛斗

アビスパ福岡 最下位脱出も水曜日のナビスコ杯は逆転負け、追加点が勝利のカギ

 リーグ戦第12節の湘南ベルマーレ戦でホーム初勝利を収め、最下位を脱したが、依然として降格圏での厳しい戦いが続く。18日のナビスコ杯第5節は横浜F・マリノスと対戦し、前半に金森健志のドリブル突破から平井将生が今季初ゴールを挙げたものの、後半に2失点して逆転負けを喫した。リーグ戦での勝利を勢いにつなげることができなかった点が、中2日で迎える柏戦にどう影響するか。

 柏とはナビスコ杯第1節で対戦しており、前半にCKとPKから2ゴールを挙げた点は、福岡にとって好印象。しかし、その試合も後半に2失点してドロー決着に持ち込まれているだけに、リードした試合を勝利につなげられるかが課題だ。福岡はナビスコ杯の柏戦を含め、今季の公式戦では2試合しか複数得点を奪っていない。そういった点からも、横浜FM戦のようなPKや、相手にとって好位置でのファール、自陣でのパスミスなど、細かい部分で集中力を高め、不用意な失点をなくしたい。

 福岡は亀川諒史が、柏は中村航輔がU-23日本代表招集により不在。柏はさらに中山雄太をU-19日本代表招集で欠き、主力のけが人も発生しており、先発メンバーの入れ替えがどう影響するかもポイント。

 また、柏は井原正巳監督がコーチ(及び監督代行)を6年間務めたチームで、「コーチとして関わった選手もたくさんいるので、日立台での対戦が楽しみ」と同監督。指揮官が相手チームの特徴を熟知している点は、プラス材料になるだろう。(新甫條利子)

■福岡予想スタメン
4-4-2
GK
イ・ボムヨン
DF
中村北斗
キム・ヒョヌン
堤俊輔
阿部巧
MF
城後寿
末吉隼也
田村友
坂田大輔
FW
ウェリントン
金森健志

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