4月度のJ1ベストゴールを受賞した横浜FMの齋藤学(写真は3月19日のサガン鳥栖戦)[写真]=Getty Images
Jリーグは13日、4月度ベストゴールを発表し、横浜F・マリノスFW齋藤学のゴールが選出された。
ベストゴールに選ばれたのは、4月16日に行われた2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第7節のジュビロ磐田戦で、41分に齋藤が決めたゴール。MF中村俊輔のパスに反応し相手DFの裏に抜け出すと、キーパーの動きを冷静に見極めループシュートを放ち、これがネットを揺らした。
Jリーグ選考委員会は齋藤の得点について「中村俊輔からのスルーパスを受け、スピードあるドリブルで相手DFを振り切ってGKとの一対一の勝負に勝って決めたゴール。相手DFに囲まれながらも、チャンスを見逃さずにハーフウェイライン手前から相手守備ラインの穴を突いた中村のスルーパスは、コース、キックの強さ、精度、タイミングの良さなど、全てにおいてハイレベルで、そのボールを受けた齋藤は、磐田GKカミンスキーの絶妙な飛び出しにも落ち着いて対応し、ワンフェイク入れた後でGKの頭上を越えるループシュートを放つなど、中村との連携を含め、一対一の対応、シュートのテクニック、すべてにおいてレベルの高いゴールだった」と評価している。
また、戦術面に関しては「前半早々に2得点を決めた横浜FMは、前半終了間際まで攻撃の手を緩めずに波及攻撃をしかけた。中村が3人の相手DFに囲まれながら、バックパスではなく前方にボールを運び素早い攻撃を仕掛けたことは、監督の考える“いかに縦に早く攻撃を仕掛けゴールに結びつけるか”という戦術に徹したプレーといえる。また、そのプレーを見逃すことなく背後のスペースへ動き出し高いテクニックでシュートを放った齋藤との見事な連携が生み出したゴールとなった」とコメントしている。
また、サガン鳥栖戦で川崎フロンターレFW大久保嘉人が決めたヘディングシュートと、浦和レッズ戦で名古屋グランパスFWシモビッチが決めたミドルシュートが、ベストゴール以外で特筆すべきゴールとして紹介されている。
By サッカーキング編集部
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