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【予想スタメン】得点ランク2位の大久保は知将を警戒…昨季の対戦は神戸が負けなし

2016.05.13

日本での指導歴が長い神戸のネルシーニョ監督 [写真]=Getty Images

川崎フロンターレ 柏に完勝し再び上昇気流へ、神戸の秘策をかいくぐれるか

 前節は好調だった柏レイソルをアウェーで撃破。試合の主導権を握り続け、ほぼ完勝と言える勝ち方で、風間八宏監督も一定の評価を与えている。大事なのは、このパフォーマンスをチームとして継続することだろう。


 システムは変わらないが、メンバーは若干の入れ替えがある。前節出場できなかったセンターバックのエドゥアルドが先発に復帰。それに伴い、車屋紳太郎が左サイドバックに入り、登里享平が左サイドハーフに配置される形となりそうだ。U-23日本代表としてガーナ代表戦に出場した大島僚太と奈良竜樹は先発濃厚である。彼らのコンディションは懸念材料だが、そこは若さで乗り切ってもらうしかないだろう。

 今節の相手である神戸とは、昨季の公式戦3試合で勝利なし。決して相性は良くないが、選手たちが真っ先に口にしていた存在が、敵将であるネルシーニョだ。「何をしてくるかわからないからね、ネルシーニョは。たぶん自分たちに合わせてくる」と大久保嘉人が言えば、「ネルシーニョなので」と大島も指揮官の名前を挙げて警戒を高めている。

 想定される対策の一つは、ビルドアップの中心を担うボールの出所から自由を奪うこと。特に大島とエドゥアルド・ネットのダブルボランチ、そしてトップ下の中村憲剛の中盤3人には激しいマークが予測される。「どれだけ相手を見てやれるか」と中村。出方を見ながら、いかに打開していくか。チームの対応力が試される一戦となる。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
4-5-1
GK
チョン・ソンリョン
DF
エウシーニョ
奈良竜樹
エドゥアルド
車屋紳太郎
MF
大島僚太
エドゥアルド・ネット
小林悠
中村憲剛
登里享平
FW
大久保嘉人

ヴィッセル神戸 鬼門を突破し7位浮上、離脱者続出で攻撃面は不安多し

 前節、11連敗中と鬼門だった名古屋グランパス戦に勝利した神戸。伊野波雅彦のJ1通算200試合出場に“今季初の完封勝利”という花を添え、7位に浮上。今節の川崎戦から始まる上位決戦に弾みをつけた。

 だが、その名古屋戦では今季チーム最多の7ゴールを挙げているレアンドロが前半途中で負傷退場。川崎戦での出場は微妙な状態となった。さらにU-23日本代表のセンターバック岩波拓也が警告累積で今節は出場停止。けが人も多く、川崎戦は厳しい戦いが予想される。それに輪をかけるように、古巣対決となる大久保嘉人が前節で今季7得点目を挙げ、得点ランキング2位に浮上するなど絶好調。今節の神戸にはマイナス要素が目立っている。

 とはいえ、プラス材料も多い。一つは韓国代表GKキム スンギュが好調な点。前節の名古屋戦でも永井謙佑の決定機をビッグセーブするなど、完封勝利に大きく貢献。日本語も日に日に上達し、持ち味のコーチング能力も発揮されはじめた。また、MF藤田直之の安定感が増している。名古屋戦では80分過ぎから4-1-4-1のアンカーに入って守備の要に。攻撃では、CKからレアンドロの決勝点をお膳立てして2試合連続のアシストを記録。小川慶治朗や石津大介らアタッカー陣に負傷者が多い中、攻守両面で活躍が期待されている。守備は安定感があるだけに、先制点が今節のポイントか。(totoONE編集部)

■神戸予想スタメン
4-4-2
GK
キム・スンギュ
DF
高橋峻希
高橋祥平
伊野波雅彦
相馬崇人
MF
三原雅俊
田中英雄
藤田直之
渡邉千真
FW
ペドロ・ジュニオール
増山朝陽

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