ACLで日本勢相手に10戦9発…FC東京、FWムリキ獲得を発表

ムリキ

FC東京加入が発表されたFWムリキ(写真は広州恒大所属時) [写真]=ChinaFotoPress via Getty Images

 FC東京は4月1日、アル・サッド(カタール)から元U-20ブラジル代表FWムリキが期限付き移籍で加入すると発表した。移籍期間は2016年3月25日から2016年12月14日まで。背番号は「11」に決まった。

 ムリキについては今年2月1日、アル・サッドが退団を発表していたが、同クラブからの期限付き移籍という形でFC東京に加入することとなった。

 加入にあたり、ムリキは以下のようにコメントしている。

「日本のクラブとACLで対戦した時から、いつかは日本でプレーしたいと思っていました。今回、JリーグのクラブであるFC東京に加入することができてうれしく思います。できる限りチームに貢献し、選手・クラブとともに力を合わせ、チームの目標を達成したいと思います。これから応援よろしくお願いします」

 ムリキは1986年生まれの29歳。ブラジルのマドゥレイラで下部組織からトップチームに昇格し、ヴァスコ・ダ・ガマやヴィトーリアなど国内クラブをレンタル移籍で渡り歩いた。2010年にアトレチコ・ミネイロから中国スーパーリーグの広州恒大へと移籍。中国デビュー後は目覚ましい活躍を見せ、2013シーズンにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で得点王とMVP(最優秀選手賞)を同時受賞し、国内リーグ3連覇とともにアジア制覇に大きく貢献した。そして2014-15シーズンからカタールのアル・サッドへ移籍。元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスらとともにプレーした今シーズンはリーグ前半戦の15試合に出場し、11ゴールを挙げていた。

 ムリキは広州恒大所属時、ACLでの日本クラブとの対戦で数多くのゴールを記録している。2012年大会では、柏レイソルとのグループステージ2試合、FC東京とのラウンド16に出場。3試合で2ゴールを記録した。2013年の同大会では、グループステージ2試合で浦和レッズと対戦して2試合出場2ゴール、準決勝で柏と対戦して2試合出場3ゴール。そして2014年には、横浜F・マリノスとのグループステージ2試合とセレッソ大阪とのラウンド16、計3試合出場で2ゴールを記録している。日本クラブとの対戦記録は通算で10試合出場9ゴールとなっている。

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