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【予想スタメン】連勝を目指す横浜FM、前節プロ初得点のルーキー富樫に注目

2016.03.18

新潟戦でプロ初ゴールをマークした富樫 [写真]=Getty Images

横浜F・マリノス 期待のルーキー、富樫と遠藤の躍動に期待

 前節は齋藤学の決勝ゴールでアルビレックス新潟を2-1で下し、リーグ戦第3節で待望の今季初白星を飾った。得点は、中村俊輔が蹴ったCKのこぼれ球から生まれたものだったが、退場者が出て一人多くなった後半は多くのチャンスを得て押し込んでいる。期待の若手が発奮したという点でも、大きな勝利だった。


 新潟戦は劣勢だった前半、プロ初先発した大卒ルーキー富樫敬真が左足で先制ゴール。同じくプロ初先発出場を果たした、ユース出身で18歳の遠藤渓太も、持ち味であるスピードを発揮して堂々とプレー。チーム内の競争は高まっている。先発起用が確実な二人の躍動に期待したい。また、今節の鳥栖戦は選手登録が完了せず欠場する見通しだが、ワントップとして期待される新外国人ストライカー、ブラジル人の27歳カイケも合流を果たしている。

 不安材料を挙げるとすれば、ボランチの喜田拓也の不在か。17日の練習では紅白戦を回避し、今週は別メニュー調整が続く。ハードワークできる背番号28の出場は未定となっている。

 鳥栖戦は2連勝中だ。昨季は1st第3節で対戦し、1-0でシーズン初勝利を収めた。ここまで複数得点は1試合だが、被シュート数は3本(ベガルタ仙台戦)、4本(アビスパ福岡戦)、4本(新潟戦)で計11本。安定した守備で勝機を探りたい。そして、今節は75勝9分45敗と勝率の良いホームのニッパツ三ツ沢球技場が舞台。連勝をもぎ取って、勢いを加速させたいところだ。(totoONE編集部)
 
■横浜FM予想スタメン
4-2-3-1
GK
飯倉大樹
DF
小林祐三
中澤佑二
ファビオ
下平匠
MF
三門雄大
中町公祐
齋藤学
中村俊輔
遠藤渓太
FW
富樫敬真

サガン鳥栖 求められる攻撃の多様性、セットプレーの守備には要注意

 前節のヴァンフォーレ甲府戦は、ボールポゼッション率が70%近くに達するなど、圧倒的にボールを支配した。しかし、そこから生まれた得点は1点のみ。ボールを持たされていた時間帯が長く続き、シュートもわずか5本に終わった。そのため、今週の練習ではクロスのタイミングやゴール前への入り方などを入念に確認。セットプレーの攻撃にも長い時間を割いた。

 選手たちのパスをつなぐ意識が強くなり過ぎて、昨季までの鳥栖の良さだった縦へのスピードが失われている。ボランチの岡本知剛は「FWが裏に走った時には、そこをシンプルに使っても良かったんじゃないか」と話し、今節について「俺たち3ボランチがどれだけ前に怖いパスを出したり、前の選手を走らせるパスを出せるか」と攻撃のポイントを挙げた。

 アウェーでの横浜FM戦は1勝3敗と負け越しているだけに、中盤からのパスを起点にして、守備の堅い横浜FMをいかに崩すかが勝敗を分けることになる。開幕戦から3戦連続で失点しているが、崩されてはない。ただし、3失点中2失点がセットプレーからだということ、相手にFKの名手である中村俊輔がいることを考えると、これまで以上に不用意なファウルに気をつけなくてはならない。

 甲府戦では、富山貴光ら途中出場した選手が存在感を示し、林彰洋がA代表に、鎌田大地と牲川歩見がU-23日本代表に選出されたという好材料を、勝ち点3に結びつけたいところだ。(荒木英喜)
 
■鳥栖予想スタメン
4-3-1-2
GK
林彰洋
DF
藤田優人
キム・ミンヒョク
谷口博之
吉田豊
MF
キム・ミヌ
岡本知剛
崔誠根
鎌田大地
FW
豊田陽平
早坂良太

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