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【予想スタメン】相性抜群の磐田戦へ挑む浦和…敵地でのACLで主力6人を温存し、準備万端

2016.03.04

開幕から存在感を発揮している武藤雄樹 [写真]=Getty Images

浦和レッズ ターンオーバーをうまく使い、主力選手の休養も十分

 浦和にとってのシーズン開幕戦となったACLのシドニーFC戦を24日に消化すると、中2日で行われたJ1開幕戦の柏レイソル戦を乗り切り、さらに中3日でACLの浦項スティーラースとのアウェーマッチに挑んだ。そして、今回の磐田戦も中3日での試合と、浦和は滑り出しから過密日程を強いられている。


 ただ、浦和は選手をうまくやり繰りしながら乗り切ろうとしている。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「体力的な部分を考慮して選手を入れ替えていくターンオーバーは好きではないし、私自身がやっていることはただ単にターンオーバーをしているわけでない」と語り、対戦相手の特徴を考慮してメンバーを入れ替えているだけと強調しているが、過去の指揮官であれば相手に関係なく、その時のベストメンバーで挑む傾向が強かった。これまでもメンバーを一部入れ替えて戦うことはあったが、今年は例年以上に主力選手のコンディションを意識している様子がうかがえる。

 実際、浦項戦には宇賀神友弥、関根貴大、柏木陽介、武藤雄樹、李忠成といったメンバーが遠征に帯同すらしていない。また昨年、消化試合だったACLのブリスベン・ロアー戦以外、全公式戦に出場していた阿部勇樹も温存された。磐田戦には昨年のレギュラー陣の多くが出場するはずだ。なかでも武藤は開幕から存在感を発揮しているだけに、休養明けの爆発に期待がかかる。

 一方、気になるのは柏木のコンディションだ。元日の天皇杯決勝で故障した影響で体がまだ出来上がっておらず、直近出場試合の柏戦では本調子でないことを本人も認めていた。

 また、今季は槙野智章のリベロ、森脇良太の左センターバック、那須大亮のボランチなど新たな選択肢にチャレンジしているが、まだ機能しているとは言えない。磐田戦でも慣れない形をチョイスしたら、不安定な戦いを見せてしまう可能性はある。(totoONE編集部)

■浦和予想スタメン
3-4-2-1
GK
西川周作
DF
遠藤航
槙野智章
森脇良太
MF
関根貴大
柏木陽介
阿部勇樹
宇賀神友弥
李忠成
武藤雄樹
FW
興梠慎三

ジュビロ磐田 浦和には2011年以降勝利なし、勝ち点1を獲得できれば御の字か

 開幕戦では、J1の厳しさを突きつけられた。立ち上がりはペースを握ったが、29分の失点で一転。シモビッチの高さを生かしたシンプルな攻撃に切り替えた名古屋グランパスに対応できず、主導権を奪い返せなかった。チームが目指すアクションサッカーを発揮できないまま、不完全燃焼に終わった。

 失点はボランチ上田康太のミスから喫した。後半途中でピッチを退いたゲーム主将の不調は、今後に不安が残る。この敗戦で、J2に所属していた昨季からの無敗記録も13試合でストップ。埼玉スタジアム2002では3勝9敗と相性が悪く、2011年以降は勝利がない。浦和戦へ勢いをつけて臨みたかっただけに、ホーム開幕戦の完封負けは痛かった。

 ただ、昨年8月以来の敗戦で、自分たちのサッカーを見つめ直す機会が生まれたことを好機ととらえる選手も多い。課題は多かったが、J1初出場のアダイウトンの活躍は好材料。スピードを生かしたドリブルで再三好機を演出した。相手選手の警告を2度も誘発し、J1で通用することを証明した。左ふくらはぎを傷めていた昨季のJ2得点王ジェイの復帰も喜ばしい。高さとうまさを兼ね備えた元イングランド代表FWの得点力に期待したい。

 実力差を考えれば、勝ち点1を持ち帰るだけでも勝利に値するゲーム。昨季の1stステージ王者へ果敢に挑めるかが問われている。(totoONE編集部)

■磐田予想スタメン
4-2-3-1
GK
カミンスキー
DF
櫻内渚
大井健太郎
森下俊
中村太亮
MF
上田康太
宮崎智彦
太田吉彰
小林祐希
アダイウトン
FW
ジェイ

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