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広島、川崎に敗れ公式戦2連敗…佐藤寿&大久保は不発も小林が3年連続開幕弾

2016.02.27

広島戦で決勝ゴールを挙げて喜ぶ川崎FW小林悠(左から2人目) [写真]=春木睦子

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ開幕節が27日に行われ、サンフレッチェ広島川崎フロンターレが対戦した。

 2016シーズンのJ1がついに開幕。昨季J1王者の広島は、ホームに同6位の川崎フロンターレを迎えた。注目はストライカー対決。J1通算最多タイ・157ゴールの広島FW佐藤寿人に対し、川崎FW大久保嘉人は同156ゴールで1得点差に迫っている。スタメン入りした両選手の記録更新に期待がかかる。


 広島は佐藤に加えて、柴﨑晃誠、茶島雄介、青山敏弘、佐々木翔らが先発メンバー入り。新背番号「10」の浅野拓磨、ピーター・ウタカはベンチスタートで、野津田岳人がメンバー外となった。一方の川崎は、大久保と小林悠が2トップ。その他、新背番号「10」の大島僚太や、中村憲剛、谷口彰悟らがスタメンに名を連ねた。

 試合は雨が降りしきる中、キックオフを迎えた。立ち上がりから攻勢に出る川崎は、大久保が積極的にゴールを狙う。3分、ペナルティエリア手前から右足シュートを放つが、クロスバー上。11分には、エリア手前中央から左足でミドルシュートを放つが、枠の右に外れた。

 広島は19分、右CKから茶島のボールに佐々木がヘッド。相手GKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれる。さらに終盤には攻勢に出る。44分、敵陣中央の左サイド寄りから森崎和幸が右足で強烈なミドルシュート。だがこれもGKチョン・ソンリョンにかき出された。45分には、サインプレーからチャンスを作る。左CKで柴﨑がグラウンダーのボールを供給。ニアサイドに抜け出した佐藤が左足シュートを放つが、DFにブロックされた。前半はこのままスコアレスで折り返す。

 後半最初のチャンスは広島。49分、柏からのパスを受けた柴﨑が、相手DFをかわしてエリア内左で左足を振り抜くが、シュートはGKチョン・ソンリョンに阻まれた。川崎は56分、車屋紳太郎とのワンツーから、大島が右足シュートを放つが、GK林卓人にキャッチされた。58分には攻撃参加していた車屋が、エリア内左でゴールを背にした状態でクロスを入れる。このボールがそのまま枠の右上隅に飛ぶが、GK林がなんとかかき出した。

 広島は60分、柏好文を下げて清水航平を投入。直後の61分、ミキッチからのグラウンダーのクロスに、中央に走り込んだ柴﨑が左足で合わせるが、シュートはクロスバー上に外れた。68分、川崎は狩野健太を下げて中野嘉大を投入。広島も佐藤に代えて浅野をピッチに送り出した。

 72分、広島は清水が左サイドを突破し、鋭いクロスを供給。ニアサイドに飛び出した浅野がヘディングで合わせるが、シュートは枠の左に外れた。川崎は直後、森谷賢太郎に代えて森本貴幸を投入した。広島は82分、茶島を下げてウタカを送り出し、ゴールを狙う。

 84分、川崎の先制でついに試合が動く。左サイドの中野からのクロスにニアサイドでフリーとなった小林が左足で押し込み、コールネットを揺らした。小林は3年連続となる開幕でのゴールとなった。川崎は後半アディショナルタイム3分に小林を下げて、田坂祐介を送り出した。

 試合はこのままタイムアップ。広島がホームで0-1の敗戦を喫し、公式戦2連敗となった。一方の川崎は敵地で昨季王者に勝利を収め、今季好スタートを切った。

 広島は3月1日に行われるAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でFCソウルと、同6日に行われるJ1ファーストステージ第2節で名古屋グランパスと対戦。川崎は同5日に行われる第2節で湘南ベルマーレをホームに迎える。

【スコア】
サンフレッチェ広島 0-1 川崎フロンターレ

【得点者】
0-1 84分 小林悠(川崎)

By サッカーキング編集部

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