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山形DF中村英之が現役引退「スポーツ界の成長・発展の手助けができるように」

2016.02.08

現役引退を表明した中村英之(写真は2011年の草津時代) [写真]=Getty Images

 モンテディオ山形は8日、DF中村英之が2015シーズンをもって現役を引退すると発表した。

 中村は現役引退に際し、クラブを通じて以下のようにコメントしている。


「この度、引退することを決断しましたのでご挨拶させて頂きます。まず、プロサッカー選手としての9年間、どんな時も応援して下さったファン・サポーターの皆様には本当に感謝しています。そして、これまで関わってきたスポンサーの方々、トレーナーやドクター、そして僕を取り巻く全ての方々に大変感謝申し上げます。選手生命に関わる大きな怪我や病気もなく、丈夫な身体に育ててくれた両親、サッカーをするきっかけを作ってくれた兄、これまで携わってきた指導者の方々に、今まで以上に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました」

「プロのキャリアをスタートしてからの9年間、毎日を全力で生きてきました。ただ、満足したことは一日もなかったです。振り返ればケガと向き合う時間も多く、どちらかと言えば辛いことの方が多い選手生活だったように思います。この世界は毎年めまぐるしく選手が入れ変わり、本当に刺激的で魅力的な世界です。そこには計り知れない選手それぞれの感情や事情、夢、モチベーションが入り交じっていました。何を背負い、何を思っていようが求められるのは結果です。ある意味、残酷だけどとてもシンプルな環境の中で生活をしてきました。どんな状況に直面しても常に前向きに物事を捉えて、保証がされない未来に自信を持って行動してこられたのは、サッカーが与えてくれた自分への大事なメッセージだったのかもしれないです」

「これから選手としては一線を置きますが、サッカーがつなげてくれたたくさんの素晴らしい出会いを次のチャレンジに活かしていければと考えています。今後は、アメリカで英語力を身につけながら、将来のための準備をしていきます。近い将来、日本のスポーツ界やサッカー界の成長・発展の手助けができるように努力していきたいと思っています。そして、皆さんとともに日本のスポーツ界を盛り上げていきましょう。また皆さんとどこかで会える日を楽しみにしています。今後とも中村英之をよろしくお願いします。本当にありがとうございました」

 現在31歳の中村は2007年に順天堂大から水戸ホーリーホックへ入団。4シーズンにわたってプレーした後、2011シーズンからザスパ草津(現ザスパクサツ群馬)へ移籍。FC岐阜を経て、2015シーズンは山形でプレーしていた。通算成績はJ2リーグで164試合出場10得点。ヤマザキナビスコカップで1試合出場。天皇杯で7試合に出場していた。

By サッカーキング編集部

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