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千葉が3連勝で宮崎ラウンド優勝…エウトンの技ありゴールで鹿島下す

2016.02.04

ニューイヤーカップの宮崎ラウンドを制した千葉 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 2016Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップの宮崎ラウンド第3戦が4日に行われ、鹿島アントラーズジェフユナイテッド千葉が対戦した。

 宮崎ラウンドは鹿島、千葉、アビスパ福岡ロアッソ熊本の4クラブが参戦。互いに2連勝を飾った鹿島と千葉が宮崎ラウンド制覇をかけた一戦に臨む。得失点差で下回り、優勝には勝利が絶対条件の鹿島は前の試合から5人を入れ替え。GKには櫛引政敏が入り、中盤はMF小笠原満男とMF柴崎岳、最前線にFW赤崎秀平とFWジネイが並んだ。一方、引き分け以上で優勝の千葉は7人のメンバー変更。MF長澤和輝が先発入りし、FWエウトンとFW船山貴之がツートップを組む。


 ファーストチャンスは千葉。4分、カウンターから船山が右サイドを駆け上がった小池純輝にスルーパスを通すと、エリア内右でシュートまで持ち込んだが、ここは飛び出して対応したGK櫛引がしっかりブロックした。鹿島は15分、長短のパスで攻撃を組み立てると、右からの低いクロスにエリア内中央でフリーとなっていた中村充孝が右足ダイレクトで合わせたが、シュートは枠の上に外れた。

 20分には千葉にチャンス。前線でエウトンが相手ボールを奪い船山に預けると、DFをかわした船山がミドルレンジから右足を振り抜いたが、強烈なシュートはクロスバーを直撃し、得点とはならない。

 試合の主導権を握る鹿島は33分、右サイドの西大伍が上げたクロスがファーサイドに流れたところを中村が拾い右足でゴールを狙ったが、わずかに左に逸れてしまった。45分にはエリア内右でパスを受けたジネイにもシュートチャンスが訪れたが、ここも枠を捉えることはできず、試合は0-0のまま前半を折り返す。

 鹿島はハーフタイムにジネイを下げて高崎寛之を投入。対する千葉も山本真希、小池に代えて佐藤勇人井出遥也を投入した。すると60分、千葉は途中出場の佐藤がエリア内右でパスを受けると、ヒールで後方の多々良敦斗に落とし、最後はゴール前の船山にラストパスが渡ったが、右足で放ったシュートはDFにブロックされた。

 後半も圧倒的にボールを支配する鹿島は69分、エリア手前正面の位置で得たFKを遠藤康が左足で直接狙ったが、枠の右上に飛んだシュートはクロスバーに阻まれた。直後の71分、鹿島は赤﨑に代えて鈴木優磨を投入し、打開を図る。

 しかし先に試合を動かしたのは千葉だった。76分、アランダが右サイドの船山にスルーパスを通し、船山はエリア手前にマイナスのリターンを送る。これを受けたアランダが右足ダイレクトで狙うと、ゴール前のエウトンがシュートコースを変え、GKの逆を突いたボールがネットを揺らした。

 優勝のためには2点が必要となった鹿島は80分に中村を下げて杉本太郎を投入。残り時間でゴールを目指したが最後の精度を欠き、結局試合は1-0のままタイムアップを迎えた。この結果3連勝を達成した千葉が宮崎ラウンド優勝。鹿島は2位で大会を終えた。

【スコア】
鹿島アントラーズ 0-1 ジェフユナイテッド千葉

【得点者】
0-1 76分 エウトン(ジェフユナイテッド千葉

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