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名古屋、元日本代表DF闘莉王の退団を正式発表…J1通算388試合出場

2016.01.09

名古屋退団が発表されたDF闘莉王 [写真]=Getty Images

 名古屋グランパスは9日、DF田中マルクス闘莉王が退団することを発表した。

 現在34歳の闘莉王は、2001年にサンフレッチェ広島に入団。2003年に水戸ホーリーホックに移籍し、2004年には浦和レッズに加入した。2006年には浦和をクラブ初のJリーグ優勝に導き、Jリーグ最優秀選手賞を受賞。2010年に名古屋に移籍し、同年にチームを優勝に導いた。J1通算388試合に出場し、75得点を記録している。


 また、日本代表としても活躍。2006年にイビチャ・オシム監督に初めて招集されると、2010年のFIFA ワールドカップに出場するなど、国際Aマッチ43試合出場で8得点を記録した。

 退団に際し同選手は、クラブを通じて以下のようにコメントしている。

名古屋グランパスのファン・サポーター、パートナー企業、そしてスタッフの皆様、6年間大変お世話になりました。名古屋での6年間を振り返ると様々な思い出があります。私が移籍してきた2010年、名古屋グランパスはJリーグ初優勝を遂げることができました。移籍後最初のシーズンで優勝できたことは、私にとって非常に思い出深い出来事です」

「2011年には、東日本大震災が発生しました。地震が発生したのは、私たちがアウェイの仙台戦に向かう移動中のこと でした。震災後、東北出身のJリーガーが集まって、『東北人魂』という支援プロジェクトをスタートさせ、今も東北の子供たちに対し、サッカーを通した地道な支援活動を続けています。私も水戸ホーリーホックに在籍した経験もあることから、楢崎選手と一緒に、被災した茨城県水戸市の子供たちを慰問しました。
その後、愛知トヨタさんのご支援で、東日本大震災のためのチャリティオークションにも協力することができました」

「2014年、2015年は西野監督のもと、キャプテンに指名されましたが、期待された成績をあげることができず、本当に申し訳なく思っています。また、昨年は、私が最初にプロ選手として加入したサンフレッチェ広島が、Jリーグ優勝とクラブワールドカップ3位という偉業を達成しました。広島の森保監督は『平和と命の大切さ』をメッセージとして世界に発信しましたが、私も人として何が大切かを教わりました」

「2016年、名古屋グランパスは大変革の年と位置づけています。広島で2年、水戸で1年、浦和で6年、そして名古屋で6年、プロサッカー選手として闘い続けてきました。今回、ブラジルに帰ってゆっくり考える時間を持ち、私自身が変わらなければいけないという想いに達しました」

By サッカーキング編集部

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