J1昇格を願うジュビロ磐田のサポーター [写真]=Getty Images
23日、今季の最終節となる2015明治安田生命J2リーグ第42節が行われる。
首位の大宮アルディージャは14日に行われた第41節で、J2優勝と来季J1への自動昇格を決めた。しかしながら、自動昇格が可能な2位、J1昇格プレーオフ圏内にあたる3~6位以内に入れば、その他のクラブにもJ1昇格への道は開かれる。
最終節を残して自動昇格となる2位の可能性があるのは、ジュビロ磐田とアビスパ福岡の2チーム。磐田と福岡はともに勝ち点79で並んでおり、得失点差は+28と+23で磐田が得失点差の分、上に立っている。
■J1自動昇格を争う2チームの順位
2位 磐田(勝ち点/79、得失点差/+28)
3位 福岡(勝ち点/79、得失点差/+23)
これらの条件を踏まえて、最終節の結果で自動昇格チームは以下のように決定する。(勝ちは○、引き分けは△、負けは●で示す)
(磐田○、福岡△以下)or(磐田△、福岡△以下) → 磐田が自動昇格
(磐田△、福岡○)or(磐田●、福岡△以上) → 福岡が自動昇格
(磐田○、福岡○)or(磐田●、福岡●) → 得失点差次第
第42節で、磐田はアウェーで大分トリニータ、福岡はアウェーでFC岐阜と対戦する。
一方で、6位以内のプレーオフ圏内を争うのがV・ファーレン長崎、東京ヴェルディ、ジェフユナイテッド千葉の3チーム。優勝した大宮、自動昇格を争う磐田と福岡、現在4位のセレッソ大阪と5位の愛媛FCはすでに6位以上を確定させているため、長崎、東京V、千葉の3チームで残り1枠を争う。第41節終了時点での勝ち点は長崎が60、東京Vが58、千葉が57。得失点差は長崎が+10、東京Vが+4、千葉が+7となっている。
■J1昇格プレーオフ進出を争う3チームの順位
6位 長崎(勝ち点/60、得失点差/+10)
===J1昇格プレーオフ進出圏内===
7位 東京V(勝ち点/58、得失点差/+4)
8位 千葉(勝ち点/57、得失点差/+7)
これらの条件を踏まえて、最終節の結果でプレーオフ進出チームは以下のように決定する。
(長崎○)or(長崎△、東京V△以下)or(長崎●、東京Vと千葉が△以下) → 長崎がプレーオフ進出
(長崎△、東京V○) → 得失点差次第で長崎or東京Vがプレーオフ進出
(長崎●、東京V○) → 東京Vがプレーオフ進出
(長崎●、東京V△以下、千葉○) → 得失点差次第で長崎or千葉がプレーオフ進出
3チームの第42節の対戦カードは、長崎がアウェーでギラヴァンツ北九州、東京VがアウェーでC大阪、千葉がホームでカマタマーレ讃岐との対戦となっている。
また、昨シーズンからJ3が新設されたことで、J2の最下位はJ3に自動降格、21位はJ3の2位と入れ替え戦にまわる。最終節を残してJ2最下位に沈む栃木SCと21位の大分はともに21位以下が決定しているため、J2残留に向けて入れ替え戦進出を目指す。第41節を終了して、大分は勝ち点38、栃木は勝ち点35。得失点差は、大分が-9、栃木が-22となっている。
■J2&J3入れ替え戦進出を争う2チームの順位
21位 大分(勝ち点/38、得失点差/-9)
22位 栃木(勝ち点/35、得失点差/-22)
これらの条件を踏まえて、最終節の結果で入れ替え戦進出チームは以下のように決定する。
(大分△以上)or(栃木△以下) → 大分が入れ替え戦進出
(大分●、栃木○) → 得失点差次第
第42節、大分は自動昇格を目指す磐田とホームで対戦。対する栃木はアウェーでコンサドーレ札幌との対戦を控える。
■J2第42節対戦カード(11月23日開催)
大分 vs 磐田
岐阜 vs 福岡
北九州 vs 長崎
C大阪 vs 東京V
千葉 vs 讃岐
札幌 vs 栃木